大手クレジットカードブランドのMastercardは現地時間5月17日、店舗の端末のカメラに向かって微笑む、あるいは手を振るジェスチャーをするだけで決済が完了する、新しい「バイオメトリック・チェックアウト・プログラム」を発表しました。
登録すれば身一つでの決済が可能に
Mastercardによると、同プログラムを利用するには、まず専用決済端末のある店舗または自宅で、専用アプリを使って登録する必要があります。
一度登録すれば、消費者は実店舗での支払い時に、端末のカメラに向かって微笑む、あるいは手をふるだけで決済が完了します。クレジットカードやスマートフォンを出す必要はありません。
消費者は自分の身ひとつで済むため、レジでバッグやポケットを探る必要がなくなります。ひとりひとりの支払いにかかる時間も短縮されるので、レジの列は短くなります。
日本企業も協力。導入はまずブラジルで
Mastercardはプレスリリースにおいて、新プログラムの開発にあたり、Payface、Aurus、PaybyFace、PopID、そして日本のNECおよび富士通などのパートナーと協力していると述べています。
バイオメトリック・チェックアウト・プログラムは、今週よりブラジルで試験的導入が開始され、その後は順次中東およびアジアでも試験的運用が行われる予定とのことです。
Source:Mastercard
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania