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Luup、不動産開発のサンケイビルから資金調達。ポート拡大加速と不動産価値向上へ

電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を展開する株式会社Luup(以下、Luup)は、フジサンケイグループの株式会社サンケイビル(以下、サンケイビル)より資金調達を実施しました。

全国のサンケイビルグループ物件にポートを拡大

Luupが目指す、短距離移動インフラの実現には不動産との連携が欠かせません。

そこでこのたび、オフィスビル・住宅・ホテルリゾートなどを手がけるサンケイビルからの資金調達を実施。サンケイビルグループが保有する物件へのポート設置を進める構えです。

現在、大阪市中央区の「本町サンケイビル」に10台分、東京都千代田区の「ルフォンプログレ千代田御茶ノ水」に5台分のポートを設置しています。

今後も全国のサンケイビルグループ物件にポートを設置し、「LUUP」の利便性向上と物件の不動産価値向上および街の活性化を目指すようです。

Luupが目指す“短距離移動インフラ”

Luupは、2020年5月に小型電動アシスト自転車のシェアサービスを都内6エリアの一部で開始。2021年4月には、新事業特例制度の認定を受け、実証実験としてヘルメット着用が任意となる電動キックボードのシェアサービスを開始しました。

将来的には、小型電動アシスト自転車と電動キックボードに加え、高齢者でも乗りやすい新しい電動モビリティ(3輪など)を開発・導入する方針。電動マイクロモビリティの普及によるCO2削減と、多くの人が安全・便利に移動できる持続可能な社会を目指します。

順調にポートを拡大中

「LUUP」は現在、東京・大阪・京都・横浜にて展開中。ポートをエリア内に高密度に設置し、短距離移動に利用しやすいサービスを提供しています。

サービス開始から数ヶ月後にはローソンにポートを導入。21年8月には、森トラスト株式会社や大東建託グループなどから資金調達を実施し、各社と連携したポート拡大に乗り出しました。

21年12月には、マンション居住者専用サービス「LUUP for Residential」の提供を開始。第1弾として、三井不動産レジデンシャル株式会社が販売する「パークホームズ浜松町」への導入を発表しています。

直近では、4月に株式会社ファミリーマートと資本業務提携契約を締結。2020年からの連携によりすでに都内のファミリーマート数店舗にはポートが設置されていましたが、同提携をきっかけに設置店拡大を決めました。なお、「LUUP」を展開していない都市の店舗にも設置される見通しです。

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(文・Higuchi)

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