災害などの非常時に備えて用意しておきたいバッテリー。ただライフスタイルによっては、コンパクトなモバイルバッテリーにするか、大容量のポータブル電源にするかは少々迷うところ。例えばひとり暮らしや2〜3人の少人数家庭では重くかさばるポータブル電源は持て余しそうだし、かといってモバイルバッテリー1本きりというのも備えとしては頼りない。さりとて何本も用意して日常的に備えておくというのは現実的ではありません。
そこで注目したいのが、エレコムから登場した、行灯(あんどん)のように広がる小型ランタンを備えた「ランタン付きポータブルバッテリー」(2万3800円〜 5月18日現在)。日常使いしながら不意のトラブルに備えられる、ちょうどいい容量と機能を備えた実用性の高いバッテリーです。
この「ランタン付きポータブルバッテリー」は、日常生活の中でカジュアルに使いこなせることを目指して設計された携帯型バッテリー。本体は直径138mm×高さ163mmの円柱状で重さは約1.7kg。にぎりやすいハンドル付きで、子どもやお年寄りでも難なく持ち運べます。
バッテリー容量は5万4600mAh(=185Wh)。いまどきのモバイルバッテリーなら1万〜2万mAhが一般的、またポータブル電源なら300〜600Whが売れ筋なので、容量面でもモバイルバッテリーとポータブル電源の中間といったところ。充電の目安としてはiPhone13で約11.4回分、MacBook Airなら約2.7回、日常使いするのにも非常時への備えにも、多すぎず少なすぎずのちょうどいい容量といえそうです。
出力ポートとしてUSB Type-A 3ポート、Type-C 2ポートの計5ポートを備えており、合計最大出力は85W。一般的なポータブルバッテリーのようなAC出力はありませんが、充電対象がスマホやタブレット、ゲーム機などのデジタルガジェットが中心ということであれば全く問題なし。よく考えたら非常時にAC電源経由で一般家電を動かすような状況というのはあまり考えられないので、防災備品としても十分な仕様といえそうです。
出力先としてUSB Power Delivery 65W出力対応のType-Cポートも備えるので、高出力を必要とするPCの充電も可能だし、一方でBluetoothヘッドセットなどを安全に充電できる低電流モードも搭載。
さらに本品内蔵のバッテリーに蓄電しながら出力先のガジェットにも同時給電できるなど、日常生活の中で気軽に使いこなせる工夫が満載です。
さらに本体上部に備えたツマミを引っ張り上げると行灯のように膨らんで、そのまま灯りとして使えるLEDランタン機能も備えています。明るさは80ルーメンから300ルーメンまで4段階で調整でき、最長100時間(80ルーメン時)の点灯が可能。
アウトドアでの使用や防災用品としての活用シーンを想定して、本体にはIP44相当の防水防塵性能を備えます。
本体充電は付属のAC充電器のほかにソーラーパネルからの給電にも対応。特に同時発売のハイパワーソーラー充電器と併用すれば、約7時間で満タン状態に(ポータブルバッテリー+ソーラー充電器セット:5万8000円〜 同)。加えてUSB PDにも対応していて、市販の急速充電器を使えばさらにスピーディな充電も可能です。
ポータブル電源とモバイルバッテリーの“いいとこ取り”して、さらにLEDランタンとしても使える優等生。「こんなの欲しかった!」という人、案外多いのでは。
>> Makuake
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/450981/
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