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MacBook Proの画面不具合を巡る集団訴訟、Appleの勝利で決着


 
MacBook Proのバックライトがステージ照明のようになる問題に対する集団訴訟で、米控訴裁判所(第9巡回区裁判所)は、Appleの主張を認める判決を下しました。

2020年の集団訴訟に決着

元となった集団訴訟は2020年8月に起こされたもので、2016年〜2017年にリリースされた13インチMacBook Proで画面に不具合が起きやすいことをAppleが認識していながら隠していたのではないかとし、同社を提訴していました。
 
具体的にはケーブルの不具合で、MacBook Proの画面に薄暗い斑点が現れたり、ディスプレイがステージ照明のようになり使用できなくなったりする問題で、通称「フレックスゲート」と呼ばれていました。

隠蔽していたとする証拠を示せず

しかし原告側は、Appleが問題を隠蔽していた証拠を示すことができず、2021年7月には米連邦地裁より訴えを棄却されてしまいます。その後、この判決を不服として控訴したものの、今回改めて棄却され、Appleが勝訴となりました。
 
控訴裁判所は、保証期間が過ぎた後に一部のユーザーで顕在化した問題であるため、Appleには修理プログラムの延長以上の義務はないとした地裁の判決を踏まえ、同社は問題を開示する義務はないとの見解を下しました。
 
実際、ディスプレイと一体化した薄すぎるケーブルがフレックスゲートの原因であることはiFixitによって判明しており、Appleは13インチMacBook Pro(2016年モデル)に対する修理プログラムを2019年に開始していました。
 
 
Source:AppleInsider
(kihachi)

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