日本テレビは5月20日(金)、宮城県の仙台市においてフィーチャーフォン(以下、ガラケー)を持った男性が、刃物を持っているとの誤解により警察に通報されたと報じました。多数の警察官が出動し、現場は一時騒然となった模様です。なお、上部のガラケー画像はイメージであり、事件とは無関係です。
携帯電話を刃物と見間違い
日本テレビによると、5月19日(木)の午後1時30分頃、宮城県警に「仙台駅付近の路上で刃物のような物を持った男がいる」との通報がありました。
警察官が急行して周囲の防犯カメラを確認したところ、通報の対象となった男性が判明しています。男性に対して持ち物検査を実施したところ刃物は見当たらず、折り畳み式のガラケーを所持していたとのことです。
通報者は10代の女性で、男性が持つガラケーを刃物と見間違えた模様です。朝日新聞は、多数の警察官が現場に急行し、仙台駅周辺が一時騒然となったと報じています。
「刃物持った男」通報で仙台駅が一時騒然 ガラケーの見間違いだった https://t.co/6MD773q0zX
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) May 19, 2022
また日本テレビの公式YouTubeチャンネルでは、出来事を報じた動画が77万回再生を突破するなど、多くの注目を集めました。
2014年にスマートフォンの契約数がガラケーの契約数を上回り、2018年には国内のガラケー出荷数がゼロになりました。ガラケーのような外見でアプリや高速通信が可能な「ガラホ」も販売されているものの、2020年8月の調査では、シニア層の携帯電話利用者のうち77%の人がスマートフォンを利用している一方で、ガラホの利用者は5.7%に留まっています。
通報した10代の女性にとっては、ガラケーが身近ではなく見慣れない物だったために見間違えてしまった可能性もありそうです。
なお日本テレビによると、警察は「不審なものを見た場合には通報をためらわないでほしい」と呼び掛けています。
Source:日本テレビ / YouTube, 朝日新聞
Photo:Mytho88/Wikimedia Commons
(seng)
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