Microsoftが、現地時間5月24日から26日まで開催中の開発者会議「Build 22」において、「AppleのM1 Mac miniそっくりのモデル」を披露したと、米メディアMacworldが伝えています。
Mac miniのクローン?
MacworldはMicrosoftが発表した「Project Volterra」というPCについて「よく見ないと、MicrosoftがMacをリリースしたと思うだろう」と述べています。
形状は箱型で、カラーはスペースグレイ、サイズもMac miniに近く、たしかに似通っています。
Project Volterraは開発者向けキット
Project Volterraは外観だけでなく、Appleが2020年に開発者に貸与した開発者移行キット(DTK)のような役割を果たすという点でも、Mac miniと似ていると、Macworldは指摘しています。
AppleのDTKは、A12Zチップを搭載したMac miniで、Appleシリコン対応ソフトウェアを開発するための移行キットでした。
開発者が新機能を試すためのものであるため、Project Volterraの仕様は明かされていませんが、搭載されているのはIntel製チップではなく、ARMベースであるQualcommのSnapdragonシステムオンチップ(SoC)であるとのことです。
ご存知のとおり、M1チップもARMベースです。
ARM版開発に力を入れ始めたMicrosoft
MicrosoftはWindows 10でARM版をリリース(主にSurface向け)、その後ARM版Windows 11もリリースしていますが、ARM版の開発は遅れているとMacworldは指摘します。しかし同社は2022年に入り、ARM版開発に力を入れ始めたようです。
開発者キットProject Volterraのプレビューは、今後数週間以内に公開されるとのことです。
Source:Macworld via 9to5Mac
(lunatic)
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