調査会社Counterpoint Researchが現地時間5月27日に発表した2022年4月の世界スマートフォン販売台数は、中国でのロックダウン、各メーカーのロシア撤退などの影響により、前年同月比8%減少しました。Appleのシェアは15%で、Samsungに次ぐ2位でした。
3カ月連続で減少、中国の冷え込みが目立つ
調査会社Counterpoint Researchは、2022年4月における世界スマートフォン販売台数を発表しました。
2022年4月のスマートフォン販売台数は前年同月比で8%減少しました。減少は3カ月連続で、2020年のパンデミック以降で最低レベルに落ち込んでいます。
地域別に見ると、最も落ち込みが大きかったのは中国で、ロックダウンによる消費者心理の冷え込みが原因とみられます。また、主要メーカーが撤退したロシアでも販売台数の減少が目立ちます。
ラテンアメリカ、米国、インドでは出荷台数が増加したものの、全体の販売台数減少を補うことはできませんでした。
SamsungはGalaxy S22とAシリーズが好調
メーカー別シェアは、Samsungが24%でトップ、2位がAppleの15%、3位がXiaomiの12%でした。
Samsungはプレミアム市場でGalaxy S22が、ミッドレンジ市場でAシリーズが好調だったほか、中国市場への依存度が低かったこと、同社のサプライチェーンが安定していたこともあり、2017年4月以来の5年間で最高のシェアを獲得しました。
2022年4月〜6月期の四半期もSamsungが首位か
Counterpoint Researchは、Samsungは2022年第2四半期(4月〜6月)でも販売台数トップになるだろうと予測しています。
Samsungは、今後の成長が期待できる折りたたみスマホでリーダーの地位を確立しており、今後は販売価格を引き下げることで優位性を安定的なものにするとみられています。
Source:Counterpoint Research
Photo:Apple
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania