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スマホ世帯保有率は88.6%、テレワーク導入率半数超え〜総務省が調査結果公表

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総務省は5月27日、令和3年「通信利用動向調査」の結果概要を発表しました。スマートフォンの世帯保有率は88.6%と9割に近づいています。インターネットを利用する機器のトップはスマートフォンで13歳〜50歳では9割以上と、パソコンを上回っています。企業のテレワーク導入率は5割を超えました。

伸び続けるスマホの世帯保有率

通信利用動向調査」は、総務省が例年実施している、統計法に基づき平成2年から毎年実施している調査です。令和3年(2021年)の世帯調査は20歳以上の世帯主がいる40,592世帯を対象に調査票を郵送し、郵送またはオンラインで回答を回収しています。有効回収数は17,365世帯(44,133人)で、有効回収率は44.0%でした。
 
スマートフォンの世帯保有率は伸び続けており、令和3年では88.6%でした。減少傾向にあるパソコン(69.8%)、固定電話(66.5%)を上回っています。タブレット型端末の保有率は39.4%でした。
 
スマートフォンと携帯電話を合わせたモバイル端末の個人保有率(右グラフ)は83.9%でした。スマートフォンは74.3%で、携帯電話(スマートフォンを除く)は20.0%でした。
 

 

ネット利用機器、ほぼ全世代でスマホが最多

インターネット利用率は、全体では82.9%でした。年齢別では13歳〜59歳では9割を超えています。
 
インターネットを利用する機器(複数回答)は、スマートフォンが68.5%で、パソコン(48.1%)を上回っています。
 
インターネット利用機器を年代別にみると、13歳以上の全世代でスマートフォンが最多です。20歳〜49歳の世代では、スマートフォンが約9割にのぼります。なお、タブレットの割合が最も高いのは6歳〜12歳で、47.9%と半数弱でした。
 

 

SNS利用率、60代〜70代で上昇

SNSの利用率は全体では78.7%で、前年(73.8%)よりもやや上昇しています。
 
年代別でみると、13歳以上の各年代で前年から利用率が上昇しており、とくに60歳〜69歳(60.6% → 71.7%)、70歳〜79歳(47.5%→60.7%)での上昇が目立ちます。
 
SNSの利用目的(複数回答)のトップ3は「従来からの知人とのコミュニケーションのため」88.6%、「知りたいことについて情報を探すため」63.7%、「ひまつぶしのため」35.8%でした。利用目的の順位には、前年からの変化はみられませんでした。
 

 

企業のテレワーク導入率51.9%、半数を超える

総務省は、全国2,396企業から回答を得た企業調査の結果も公開しています。
 
テレワークの導入率は51.9%で、半数を超えました。コロナ禍前の令和元年の導入率(20.2%)から倍以上の伸びとなりました。
 

 

クラウドサービス利用企業の9割「効果あった」

企業におけるクラウドサービスの利用率は上昇傾向にあり、全社的利用が42.7%、一部利用が27.7%で、合わせると70.4%の企業がクラウドサービスを導入しています。
 
導入しているクラウドサービスの用途は、「ファイル保管・データ共有」61.0%、「電子メール」52.6%、「社内情報共有・ポータル」52.0%などと続いています。
 
クラウドサービスを利用している企業は、利用した効果について「非常に効果があった」30.4%、「ある程度効果があった」57.7%と回答しており、合計すると9割が効果を実感しています。
 

 
 
Source:総務省
(hato)

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