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強盗犯、警察から逃走中にAirTag付きの荷物を盗んでしまう

Apple AirTag
 
米国の地方メディアは5月21日、強盗犯が逃走中にAirTag付きの荷物を盗んだことで、警察による追跡を受けて逮捕されたと報じました。

強盗事件の経過

米国オレゴン州の地方メディアKATUは5月21日(土)、ポートランドで5月19日に発生した強盗事件の詳細を報じました。
 
5月19日(木)の午後0時40分頃、銃を使った強盗事件が発生したと地元警察に通報がありました。犯人は銃で店員を脅して金銭を要求しましたが、店舗に金が無いことがわかると店員の財布と携帯電話を奪って逃走しています。
 
警察は被害者の携帯電話を活用して追跡を行い、近隣の防犯カメラをチェックしたところ、犯人が有名高級ホテルに入り、その後出てきたことが判明しました。
 
29日午後5時頃、ホテルの警備担当者から犯人らしき男がホテルに戻ってきたとの連絡があり、警察官が急行しましたが、犯人はすぐにホテル内部に逃げこみ、姿を消しています。
 
犯人がホテルに逃げ込んだ直後、火災報知器が作動しており、避難路の近くから偽物の拳銃が見つかりました。犯人が逃走するために、わざと火災報知器を作動させた可能性もありそうです。

逃走中に宿泊客の荷物を盗む

その後、ホテルの宿泊客から「何者かが部屋に侵入し、バックパック等が盗まれた」との連絡がありました。火災報知器作動による混乱に乗じて、逃走中の犯人が客室からバックパックを盗んだものと推察されます。
 
偶然にも、犯人が盗んだバックパックにはAppleの紛失防止タグのAirTagがついており、警察はAppleの「探す」機能で追跡し、ついに犯人の身柄を拘束することに成功しました。
 
警察からの逃走を続けた犯人ですが、AirTagつきの荷物を逃走中に盗んだことが決定打となり、逮捕に至った模様です。
 
なお5月上旬には、盗まれたカメラ機材がAirTagのおかげで発見された事例が報告されています。
 
 
Source:KATU via AppleInsider
(seng)

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