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マイナビとELYZA、大規模言語AIで原稿を自動生成する実証実験。ホワイトカラー業務DXへ

株式会社マイナビ(以下、マイナビ)と株式会社ELYZA(以下、ELYZA)は、大規模言語AIを活用した原稿作成に関する実証実験を4月より開始したと発表。ホワイトカラー業務のDXを目指しているようです。

まずは求人原稿を自動生成

求人・ニュースなどの情報を発信しているマイナビは、ユーザーに最適かつ不備のない情報提供を使命としています。そのなかでの文書生成作業には、日本語の扱い・表記ルール・法律適用など考慮すべき事項が多く、負荷が高いという課題もあるようです。

そこで、ELYZAが有する大規模言語AIを活用し、原稿を自動生成する実証実験を開始。今年度中に求人原稿に特化した生成型執筆モデルを共同開発し、その後現場業務への実装を目指します。また、求人以外の原稿執筆業務に関しても大規模言語AIを活用していくとのことです。

大規模言語AIを用いた文章自動生成により、迅速かつ正確な情報が届けられるでしょう。加えて、文章構成・長さ・フォントなどを工夫し、幅広い層のユーザーが読みやすいと感じる文章を生成できる可能性があるようです。

「ELYZA Pencil」と「ELYZA DIGEST」

同実験において活用する大規模言語AIには、ELYZAが開発する「ELYZA Pencil」および「ELYZA DIGEST」が含まれます。

「ELYZA Pencil」は、登録した2~8個のキーワードを用いた日本語の文章を約6秒で自動生成する文章執筆AI。公開中のデモサイトでは、ニュース記事・ビジネス用メール・職務経歴書の生成が可能です。

「ELYZA DIGEST」は、入力したテキストデータを3行に要約する文章要約AI。ニュース記事・議事録・小説など多様な文章に対応しており、デモサイトの入力欄にテキストを直接入力するか、要約したいページのURLを貼り付けると要約できます。

大規模言語AIで、ホワイトカラー業務のDXを推進

ELYZAは、東京大学・松尾研究室発のAIスタートアップ。日本語の大規模言語AIに焦点を当て、「まとめる・書く・読む・話す」といった、これまで難しいとされていた自然言語処理を実用化することを目指しています。

先述の「ELYZA Pencil」は“書くAI”、「ELYZA DIGEST」は“まとめるAI”というわけですね。

このようなAIの開発を通じ、単純作業に加えて人間が言葉を使っておこなう高度な知能・知識・経験を伴う業務をデジタル化する“ホワイトカラー業務のDX”を推進しています。

Techable(テッカブル)では、「ELYZA Pencil」のAI開発責任者を務める平川雅人氏にインタビューをおこない、開発秘話やAIとヒトの今後などについて話を伺っていますので、興味のある方はこちらからどうぞ。

PR TIMES
株式会社ELYZA

(文・Higuchi)

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