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スマホがユーザーの心身に及ぼす影響をGoogleが大規模調査へ

google health studies
 
スマートフォンが心身に与える影響を探るため、米オレゴン大学とGoogleが協力し、大規模調査に乗り出しました。定量化された高精度のデータを分析できるだけでなく、ポジティブな側面も探ることが本研究の画期的なポイントです。

Androidユーザーに協力求める

スマートフォンが人間の心身にどのような影響を及ぼすのか――聞いただけでネガティブな結論が出ることは分かりきっていると個人的に感じるユーザーも多いでしょうが、GoogleがAndroidユーザーを対象にして行う大規模調査となれば、注目する価値はあるはずです。
 
この調査は、米オレゴン大学のデジタルメンタルヘルスセンターとGoogleの共同研究で、端末のロック解除頻度や使用するアプリの種類、睡眠時間や運動量の追跡によって、スマートフォンが心身の健康に与える影響を探ることを目的としています。

利益とリスクの両側面に注目

興味深いのは、今回の研究調査がネガティブな影響だけでなく、ポジティブな側面も想定していることです。研究チームを統括するオレゴン大学のニコラス・アレン教授は「潜在的に有害な影響にのみ焦点を当てても、全貌を語ることにはならない」と述べ、この研究によっていくつかの利点が明らかなるかも知れないと期待を寄せます。
 

技術開発は歴史的に利益とリスクの両側面を併せ持ってきた。どの使用パターンが利益やリスクに関連しているのか、そして誰が悪影響や利益を経験しているのかを特定するため、高い品質の研究が早急に求められている。

 
自己申告だけではなく、ユーザーの行動パターンをバックグラウンドで測ることによって、精度の高い調査が定量的に行えるのは、Androidを提供するGoogleの協力あってのものでしょう。
 
研究チームは14,000人の参加者を募集しており、Google Health Studiesアプリをダウンロードすれば、「日常的な活動を支援なしで行える」成人なら誰でも登録が可能です。もちろん、調査データがブローカーに転売されたり、広告目的で使用されたりすることはありません。
 
 
Source:VOICE
Photo:Google
(kihachi)

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