【&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!】
前回のこの“買ってみた!使ってみた!”で、理想のペグケースを見つけたという記事を書きました。その際、まずは取っ掛かりとして「ペグケース」で画像検索していた時に、あることに気付いたんです。ペグハンマーをプチカスタムしている人が多いってことに。
ペグハンマー界の二大巨頭(たぶん)といえば、スノーピークの「ペグハンマー」と村の鍛冶屋の「アルティメットハンマー」です。これらを使っていると、キャンプ場で誰かとカブる確率は間違いなく上がります。だからこそのプチカスタムだろうと思ったんですが、いろいろなカスタムハンマーを見ていると、やってみたいという気持ちがムクムク…。それに愛用のペグハンマーも「アルティメットハンマー」だし。
よし! ペグケースも新調したことだし、ペグハンマーもカスタムしちゃえ!
と思い立ったはいいものの、こちとら【&GP自作部】の方々のように器用じゃないし、腕もなければ道具もない。そして、そこまでガチでやる気もない!
こんな横着人間でもペグハンマーをかっこよくできる都合のいいものはないかと探してみたら、結構すぐに見つかりました。
それが、“キャンプ用革製品専門店”としてさまざまなレザーグッズを作っているLEATHACT(レザクト)の「村の鍛冶屋 ペグハンマーカバーキット ナチュラル キャンプ&アウトドアギア 本革 自作キット グリップ」(6600円)。なんだこの、大好きだった図工の時間直前のような気持ちは。なぜだかワクワクが止まりませんよ。
■ちょっと失敗しても、それも“味”!
キットには、ハンマーの持ち手を覆うカバーとストラップが付いていて、素材はイタリア製の牛革(フルベジタブルタンニングレザー)。レザーだから使い込むほどに変化し、傷がついても味になる。いいよね本革。
しかもこのキット、ハサミとプラスドライバーがあれば作れます。理想的。
ここからは、作業工程を一気にご紹介。LEATHACTのサイトにある写真付きの手順どおりにしていったら、約1時間で完成しました。途中、少々苦戦したところもありますが、それも含めてレザークラフトって楽しい!
型紙作って革を切ったわけでもなく、糸を選んだわけでもなく、ただただ指示通りに針仕事しただけなのに、なんだろうこのやってやったぞ感は。
握ってみるとオイルドレザーの質感が手に伝わり、カバーがない時と比べてグリップ力が格段に上がります。完成してみると、ちょっとセンターからズレた縫い目や最初の部分の雑さも、アリだと思ってしまうのは親の贔屓目なんでしょうか。
「アルティメットハンマー」のハンドル形状ゆえに、カバーがすっぽ抜ける心配はなし。ストラップの金具とハンドルの木が当たった時の音もなんだか心地良く、ますます長く使っていこうという気持ちになります。
ちなみにこの自作キット、レザーは10色から選べます。今回選んだのはブラウン。そして「アルティメットハンマー」も、ヘッドの素材と塗装の違いで4種類あるので、ハンマーの色に合わせるも良し、好みの色を選ぶも良し、自分だけのペグハンマーを作れます。
今回はほぼクラフトしてないけれど、それでもこれだけの満足感を得られるとは予想外でした。うーむ、これは道具そろえていろいろやってみたくなる。レザークラフト、かなり楽しい。そしてキャンプギアのプチカスタムも、自分だけの道具感が増して楽しいですよ。
>> LEATHACT
<文/円道秀和(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/455442/
- Source:&GP
- Author:&GP