PC作業において、キーボードとマウスは一般的なデバイスですが、「ワンタッチでいくつかまとめて操作をしたい」「ダイヤルで操作できれば……」と思うことはありませんか?
今回はこうしたニーズを満たす「もう1つのデバイス」を紹介します。
専門デバイスは高いというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ここでは導入コスト2~3万円前後の製品を中心にピックアップします。
クリエイター向け左手デバイス「TourBox Elite」
TourBox Eliteは、クリエイターの必携ソフトともいえるPhotoshopやLightroomなどの写真・画像編集ソフトに加え、最近需要が増しているPremiere、Final Cut Pro、Davinci Resolveなどの動画編集ソフトで、とくに威力を発揮します。
上記の編集ソフトでは、ショートカット操作に加えて、キーボードやマウスによる調整を多用しますが、TourBox Eliteは、これらの操作をより直感的に効率よくおこなえるよう開発されたデバイスです。
ダイヤルやホイールには微調整が必要な操作、ボタンにはキーの組み合わせやダブルクリックなどをユーザーが割り当てることができ、マウスとキーボードを行き来するような操作も、TourBox Eliteだけでおこなうことができます。
また、TourBox Eliteは、振動モーターを内蔵しており、スクロールやダイヤル操作時に振動によるフィードバックが返ってくるので、操作感がわかりやすい仕様。
クリエイター向けのデバイスですが、Word・Excelなどのオフィス系ソフトやWebブラウザでの使用も可能なので、使えるシーンが多いのも特徴のひとつです。
カラーは3色展開で、オプションとして、USBケーブルやキャリーケースもセット販売しています。
Web会議やゲーム配信には「Stream Deck」シリーズ
次に紹介するのが、「Stream Deck」シリーズ。名称に「Stream」と名がつくところからわかるとおり、Web会議などの配信を効率よくするためのデバイスです。Stream Deckには、3つのラインナップがありますが、ボタン数(6、15、32)の違いがあるだけで、機能そのものは同じです。
Stream Deckは、その操作性のみならず、多数のプラグインが無料公開されている点も魅力です。たとえば、オフタイムにPCゲームをする人は、DiscordやTwitch用のプラグインなどをStream Deckストアで入手できます。
もちろん、自分でボタン設定することも可能で、かなり強力です。とくに、マルチアクションと呼ばれる機能が便利で、複数の機能を1ボタンに割り当てることができます。また、プロファイル機能を活用すれば、ゲーム用と仕事用に切り替えて使うことも可能です。
ペダル型デバイス「Stream Deck Pedal」も
Stream Deckは左手デバイスですが、両手がふさがってしまうシーンでおすすめなのが、足で操作できるペダル型デバイスの「Stream Deck Pedal」。
また、足元に常時設置しておくことで、フットレストとして使用することも可能です。
こうしたもう1つのデバイスを導入することで、作業効率が上がるだけでなく、ワンオペでは難しかったことがワンタッチで実現可能になります。
価格帯も2〜3万円程度で、比較的手の出しやすい製品が多いので、検討してみてはいかがでしょうか。
(文・辻英之)
- Original:https://techable.jp/archives/180502
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:amano