ナレッジ経営クラウド「Qast(キャスト)」を運営するany株式会社(以下、any)は、DIMENSION、Archetype Ventures、みずほキャピタル、ICMG Partners、新生企業投資を引受先とした第三者割当増資により、総額4.5億円の資金調達を実施しました。
同社は調達した資金を、全職種での採用強化にあてるとのことです。
質問・メモを投稿しナレッジを共有
Qastでは投稿画面から質問を投稿したり、社内で得た知識やスキルを自発的に書き残したりすることで、ナレッジを残すことができます。AIが投稿する本文を解析して自動でタグ付けするため、表記ゆれの確認や手動でのタグ付けといった作業の手間はかかりません。
ちなみに、検索方法はタグ検索のほか、「管理本部」「営業本部」「開発本部」など、部署やカテゴリごとの「フォルダ」をたどって検索する方法や、キーワード検索などがあります。
ナレッジの貢献度・個人のスキルを可視化
また、「ダッシュボード機能」では、投稿・閲覧の分析結果を表示。「誰の」「どんな投稿」が役に立っているのかを確認できます。
さらに、全ユーザーの投稿データやスキルを表示する「ユーザープロフィール機能」から、組織のなかで「誰が」「何に詳しいのか」を把握できるため、「誰に質問すべきかわからない」という事態を防げるでしょう。
資金を人材採用・マーケティングに活用
また、Qastそしてナレッジマネジメントを世のなかに普及させるために、広告をはじめとするマーケティング費用へ投資するとのこと。
anyは「チームシップが根付いた世の中に」というビジョンを実現するべく、事業拡大のスピードを加速すると語り、今後はQastの機能拡充をおこなう予定です。
(文・Haruka Isobe)
- Original:https://techable.jp/archives/180652
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:はるか礒部