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Tシャツスタイルに大人の品格をプラス!足元をリッチに仕上げるレザーサンダル5選

【2022夏 最新サンダル大集合⑤】

ジメジメとした梅雨シーズンが終われば季節は夏。上昇する気温、強まる日差し。そんな時、頼りになるのが、足元を涼しく軽やかに演出してくれる夏の定番「サンダル」です。

ひと口にサンダルといってもデザイン・機能ともにバリエーションは多種多様。そこで重要なのが、“どういったシーンで、どのように履きたいか”といった視点。これをしっかり持った上で選べば、「せっかく買ったのに出番がなかった」なんて残念な結果に終わることなく、自分に合った一足に出会えるはずです。

普段は隠れている肌を露出することから、どうしてもラフな印象が先行しがちなサンダルに、大人の足元に相応しい品格をもたらしてくれる「レザーサンダル」の最新モデルをご紹介。オールレザー仕様の正統派から、アクセントとしてレザー素材を用いた変わり種まで、どれも着こなしの幅を広げてくれるに違いありません。来たる夏を快適に過ごす、足元のパートナー選びの参考にぜひ!

1. 着物の襟合わせから着想を得た面ファスナーベルトが見所

BIRKENSTOCK
「キョウト」(1万9800円)

ドイツで1774年に誕生して以来、世界中で愛されるBIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)。そのラインナップの中でも定番の「チューリッヒ」をイメージしてデザインされたのが本作です。

柔らかなベロアレザーと高級ヌバックレザーを組み合わせたアッパーが足を優しく包み込み、フォーム層を追加したソフトフットベッドは、足裏全体に体重がかかるように設計されているため、圧力が分散され負担を軽減。一日中履いていても疲れません。

最大の特徴は、日本の着物の襟合わせに着想を得て、帯に見立てた面ファスナーのベルト。「キョウト」という名前の由来がここにあります。着物を帯で締めるようにフィット感が自由に調整できるため、スライドサンダルの弱点であるホールド感も見事にクリア。見た目だけでなく機能性も備えた良ディテールとなっています。

さりげなく添えられたリベットもアクセントに。定番モデルで被りがちなビルケンの新たな選択肢としておすすめです。

>> BIRKENSTOCK

 

2. アッパーの隙間からのぞく肌が、大人の色気を醸し出す

Paraboot
「パシフィック/ノアール」(3万9600円)

1908年、フランスで創業した老舗シューズブランド、Paraboot(パラブーツ)。この「パシフィック」は、いわゆる“グルカサンダル”と呼ばれるタイプで、足全体を編み込まれたレザーで包み込む構造が特徴となっています。

勇猛果敢で名を馳せた傭兵部隊・グルカ兵の履き物に由来し、ミリタリー出自のアイテムということで、サンダルといえども質実剛健。ストラップと艶やかなレザーのアッパーの隙間からのぞく肌が、大人の色気を演出します。

パラブーツは、すべてのモデルに使われるソールを自社製造することでも知られています。用途やデザインによって使い分けられ、この「パシフィック」では“スポーツソール”が採用されています。

クッション性や屈曲性に優れているだけでなく、ヒール部分には芯材も入っているため、しっかりと足が固定され、サンダルでありながらスニーカー感覚の履き心地が味わえます。これなら、ちょっとした食事の席でも気後れすることはないでしょう。

>> Paraboot

 

3. ブーツライクなシルエットの足元に軽快さを呼び込む

Dr.Martens
「クラリッサ Ⅱ サンダル」(2万900円)

イギリス生まれのDr.Martens(ドクターマーチン)といえば「8ホールブーツ」や「3ホールシューズ」といったモデルが定番として知られていますが、近年ではサンダル市場でも人気を集めていることはご存知でしょうか? ここで取り上げるのは、そんなサンダルシリーズの中でも人気の高い「クラリッサ」の継続モデル。

程よく肌が見え隠れする3本のベルトが快適なフィット感を実現し、アニリン仕上げによる透明感のあるレザーの色合いもスタイリッシュな印象を与えます。

またドクターマーチンといえば、優れたクッション性を発揮する“エアクッションソール”の存在を忘れてはいけません。密封された空気の層がクッションとなって、歩行時の衝撃をスムーズに吸収。これに足首部分をホールドするアンクルストラップも相まって、一般的なサンダルを凌駕する踏破性を実現しています。

オールブラックなので汎用性が高く、同色のソックスを合わせることによってブーツ感覚でサンダルを楽しむことが可能です。

>> Dr.Martens

 

4. モダン&タフに生まれ変わったオシャレすぎるベンサン

ベンチ
「ベンサン-DR リソール ダブルキルト ビブラム」(1万9800円)

モデル名にあるベンサンとは、病院や学校など公共施設の多くで使用されてきた、通称“便所サンダル”と呼ばれるPVC素材のサンダルに由来します。ラフな履き心地、優れた堅牢性、さらに抗菌機能まで備えたデイリーユースにも最適なフットウエアとして、近年ファッションシーンにおいて再評価の機運が高まっています。

こちらは、そんな「ベンチ」のアッパー部分をパーツとして捉え、ソールと切り離して再構築した“リソール シリーズ”の1足。

ソールには、ビブラム社の中でも軽量性を重視して配合された“モルフレックス”を使用し、優れた屈曲性・衝撃吸収性によって抜群の履き心地が味わえるハイブリット構造が特徴。

革の風合いを再現したPVC素材のアッパーに装着された二重構造のレザーキルトパーツは、その日の気分やコーデに合わせて脱着可能。カラバリとして、クリーンな清涼感をたたえるホワイトもラインナップしています。

>> ベンチ

 

5. このプライスで本革!大人買い推奨の高コスパグルカ

GU
「リアルレザーグルカサンダル」(3990円)

前述のパラブーツでも言及した“グルカサンダル”が、コスパ最強ブランドとして人気の高いGU(ジーユー)からもリリース! お手頃価格でありながら本革を採用し、トレンドも落とし込んだ“リアルレザーシューズシリーズ”の1足として注目を集めています。

ポイントはアッパーを構築する幅広のストラップ。甲部分を覆う面積を広く、肌が見える部分を少なくなるよう設計されているため、夏場とはいえサンダルで出歩くのは心許ないという人におすすめです。

アッパーに使われたカウレザーは、履き込むほどに足へと馴染み、快適な着用感をもたらしてくれます。程よくボリューミーなソールから漂う武骨な雰囲気も、大人の足元にアジャストすること請け合い。カラバリはブラックとダークブラウンの2色。ともに合わせやすく様々なシーンで活躍します。

税込4000円以下と非常にリーズナブルなので、どうせでしたら大人買いも待ったなし。ユーティリティ性の高いアイテムですし、何足持っていても困ることはないでしょう。

>> GU

*  *  *

アクティブムード高まる夏の着こなしは、自ずとラフ&カジュアルなものになっていきがち。とはいえそこは大人なので、若者のようにTシャツ×ショートパンツではちょっと…なんて場面もありますよね。そんな時に役立つのが、軽快さを損なうことなく洒脱に足元を演出してくれるレザーサンダルです。

ということで、気楽に履けるスライドタイプと足全体をホールドするシューズタイプの両軸で紹介。ともに素足で履いてヌケ感を狙うのはモチロン、その日の着こなしの雰囲気や配色、シチュエーションに合わせてソックスとの合わせを楽しむのも大いにアリ!

 

>> 2022夏 最新サンダル大集合

 

<文/TOMMY メイン写真/田中利幸>

TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter

 

 

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