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東大松尾研発イライザ、法人向けAIサービス発表。第1弾は文章要約クラウド

東京大学松尾研発・AIスタートアップ、株式会社ELYZA(イライザ:以下、ELYZA)は、「まとめる・書く・読む・話す」を人間並に実現する日本語AIサービス「大規模言語AI イライザ」を発表しました。

ホワイトカラー業務のDXを推進するAI

ELYZAは、日本語の大規模言語AI(膨大な言語データを大量演算することで、人間並もしくは人間を超える精度で言語を扱うことができる技術)に焦点を当てて、研究やサービスを展開しています。

これまで同社は一般公開用デモサービスとして、文章を3行にまとめる要約AI「ELYZA DIGEST」や、キーワードから文章を自動生成する文章執筆AI「ELYZA Pencil」などを提供してきました。

そして今回、企業向けサービスとして「まとめる・書く・読む・話す」を実現するAIをそろえ、ホワイトカラー業務のDXを推進する日本語AIサービス「大規模言語AI イライザ」を発表。

従来の一社一社の個別開発ではなく、クラウドサービスとしての提供を通して、より多くの企業と大規模言語AIの社会実装を進めます。

文章要約クラウド「ELYZA DocDIGEST」

ELYZAは、大規模言語AI イライザのクラウドサービスの第1弾として、文章要約クラウドサービス「ELYZA DocDIGEST」をリリースします。

「ELYZA DocDIGEST」は、入力した文章をAIが自動要約する商用可能なクラウドサービス。同サービスに搭載する要約AIは、2021年8月にリリースしたELYZA DIGESTを、さらにアップデートしたモデルです。

アップデートにより、過剰な繰り返し表現を減らす処理などを改善するほか、要約の対象とする最大入力文字数を4.8倍(2500文字→1万2000文字)に増加。また、要約の所要時間を8.3倍(9.81秒→1.18秒 )に高速化しました。

ELYZA DocDIGESTを活用することで、ニュース記事の要約やメディア情報の要約、メールの要約や各種ドキュメントの要約など、「文章をまとめる」さまざまな業務において、作業の自動化・クオリティの均一化・業務時間の短縮が実現します。

大規模言語AIの実用化に向けて

量と質を兼ね備えたデータセットと最新技術を扱える技術力・ノウハウをかけ合わせることで精度が上がる大規模言語AIは、主にホワイトカラー領域において大幅な業務効率化を創り出すポテンシャルがあると世界中で注目を集めているといいます。

しかし、ほかのAI技術と同様に、海外と比較して日本では大規模言語AIの理解が遅れており、結果として実用化があまり進んでいないとのこと。

そんななかELYZAは、日本における大規模言語AIの活用を海外に劣らぬよう少しでも前に進めることができればという想いで、日本語における大規模言語AIを独自開発し、社会実装をおこなってきました。

そして今回、「大規模言語AI イライザ」を発表。今後はクラウドサービスとして順次展開するとともに、企業や社会課題の解決のための長期的な共同研究をおこなう方針です。

PR TIMES
「大規模言語AI イライザ」サービスサイト

(文・Haruka Isobe)

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