株式会社バカンは、参議院議員選挙に向けて全国50の自治体へ空き情報配信プラットフォーム「VACAN」を提供。
期日前・当日投票所の混雑状況などを配信し、投票者の安全・利便性向上に貢献します。
Web上で混雑状況や選挙情報を確認可能
今回は、「VACAN」の機能である「VACAN Maps」を通じて各投票所の混雑状況を配信。投票者は、アプリのダウンロードや会員登録なしでスマートフォンなどから状況を確認できます。
また、混雑状況に加え、投票所の場所や投票日といった選挙に関する情報も配信。投票者が混雑を避け、よりスムーズに投票できる環境を構築します。
東京・埼玉・三重など50自治体で導入
導入自治体は、埼玉県の40自治体、東京都板橋区・北区・練馬区・目黒区、三重県四日市市、石川県加賀市など。
期日前投票期間の6月23日(木)~7月9日(土)にサービスを提供します。また、自治体によっては当日投票所の混雑状況なども発信するようです。
昨年の衆院選でも導入
ソーシャルディスタンスなどが求められる昨今、選挙投票では期日前投票者数が増加した自治体もあるとか。しかし、期日前投票所は当日投票所より少なく混雑しやすいという課題があるようです。また当日投票所についても、限られた時間・場所で開所するため、混雑は起こりやすいといいます。
そこで注目されたのが「VACAN」。専用のカメラなどが不要なため、低コストで運用できるというのもポイントのようです。
2021年10月の第49回衆院選では、東京都目黒区内の期日前投票所に「VACAN」を導入。期間中合計で70万回以上のアクセスがあったといいます。また、導入前に比べて期日前投票者数に大きな変化はなかったものの、投票人数が増えた投票所もあり、投票所の分散利用促進があったとの見方もあるようです。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/181194
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口