会社のオンライン会議で出社組とテレワーク組が混ざって参加するとき、よく起こる問題が音声関連。出社している人たちがそれぞれのPCを使って接続すると、席の近い人の声を同時に拾ってしまい、会議をスムーズに行えません。そのため、社内組はオンライン会議に使用するPCもしくはカメラを1台に限定して使用することになるのが一般的です。
ただそうなると、カメラは会議室の全景が映るよう設置されるため、誰が発言しているのかがすぐにはわかりづらくなるという別の問題が生じます。そこで注目したい新製品がリコーから発売される360°カメラ搭載一体型マイクスピーカー「RICOH Meeting 360 V1」(オープン価格)です。
大きな特徴は、会議の参加者の声を認識して、発言中の人物を自動でクローズアップして映し出すところ。そのため、誰が発言しているのかがわかりやすく、スムーズに会議を進行できます。本製品搭載の半天球360°カメラの映像は、自動で分割・露出補正されるため面倒な設定も不要です。
また、専用アプリを使うと、映像の方向やズームを設定できるので、特定の人物を常時拡大表示したり、ホワイトボードを映し続けたりすることも可能。電子黒板の「RICOH Interactive Whiteboard」に接続することで、板書の共有もできます。
さらに、約6mの距離まで集音可能な全方位マイクにより、カメラから離れた人物の音声もクリアに集音できるだけでなく、高音質オートゲインコントロール機能を搭載。この機能は本製品からの距離に応じて変化する音量を自動的に最適なレベルに調節するというもの。本製品から距離が近い人も離れている人も、音量が小さすぎたり大きすぎたりすることなく、聞き取りにくくなるという事態を防ぎます。
簡単に使えるという点も大きなメリット。会議室でリモート会議を行う際は、PCやUSB外部カメラ、マイクスピーカーなど多くの機器の設置・設定が必要になり、複数のケーブルが入り乱れたりしがちですが、本製品はUSBケーブルでメインPCにつないで、AC電源に接続するだけでOK。すでに高性能カメラやマイク、スピーカーを搭載しているため、別途その他の機器を用意する必要がありません。ミュートや音量調整なども簡単に行えます。
ZoomやMicrosoft Teams、Cisco Webexなどを多様なオンライン会議サービスに対応。今後は音声の自動テキスト化など議事録作成支援のクラウドサービスも提供を予定しています。リモートでの参加者も、リアルに会議室にいるような臨場感を得られる360°カメラ搭載一体型マイクスピーカー。会議効率化に導入してみませんか? 6月30日発売です。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/459829/
- Source:&GP
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