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韓国のApp Storeでサードパーティー決済が利用可能に

app store 韓国
 
韓国での電気通信事業法の改正により、韓国のアプリマーケットで配信されるアプリについて、第3の支払い処理オプションの提供を許可することが義務付けられました。これにより、アプリ開発者はApple以外のサードパーティー決済を利用することが可能となりました。

StoreKitのサードパーティー決済エンタイトルメントが使用可能に

Appleは6月30日、デベロッパサイトのニュースとアップデートで、「韓国で配信されるAppに関する最新情報」と題し、韓国内でのアプリ決済方法の変化について説明しています。
 

韓国の電気通信事業法の最近の法改正により、韓国のAppマーケットで配信されるAppについて、App内での別の支払い処理オプションの提供を許可することが義務付けられました。この法律に準拠するにあたり、デベロッパは、StoreKit External Purchase Entitlementを使用することができます。このエンタイトルメントにより、韓国のApp Storeでのみ配信するAppに関して、App内で別の支払い処理オプションを提供することが可能になります。AppleのApp内課金システムの利用継続を希望するデベロッパは、追加の対応を行うことなく、利用を継続できます。

App Storeの機能の一部の利用が制限

プライバシーと安全性が確立されたApp Storeの支払いシステムの外部で発生する支払いはApple側で確認できないため、承認と購入のリクエストファミリー共有といった、App Storeの機能の一部をユーザーが利用できなくなる、とAppleは記しています。
 
また、Appleは返金、購入履歴、サブスクリプションの管理、およびデジタル商品やサービスを別の支払い方法で購入した際に発生するその他の問題について、ユーザーをサポートすることはできない、とも述べており、これらの問題への対応はデベロッパの責任となるとのことです。

事前承認されたプロバイダのリストも公開

Appleは韓国でのApp Storeでのサードパーティー決済についての追加説明で、アプリ内課金の処理ための事前承認された決済サービスプロバイダ(PSP)も公開しています。
 

 
上記以外の決済プロバイダを使用したい場合、その名前とWebサイト情報を入力し、査定を受ける必要があり、PSPと同じ要件を満たさなければなりません。
 
PSPとなるための基準は、以下のとおりです。
 

 
 
Source:Apple [1], [2] via MacRumors
(lexi)

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