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Appleの元顧問弁護士、インサイダー取引の罪を認める

Apple 新宿
 
海外メディアReutersは現地時間6月30日、Appleの筆頭顧問弁護士を務めたジーン・リボフ氏が、インサイダー取引の罪を認めたと報じました。Appleの決算情報を悪用し、約60万ドル(約8,100万円)の利益を不正に得ていました。

顧問弁護士がインサイダー取引

Reutersによると、Appleの元顧問弁護士のジーン・リボフ氏(48歳)は現地時間6月30日、ニュージャージー州の裁判所判事に対し、6件の証券詐欺容疑について罪を認めました。
 
リボフ氏はAppleの顧問弁護士として法務責任者を務めるとともに、Appleの決算をチェックする委員会の共同議長に就任していました。
 
Appleの四半期決算情報を公開前にチェックする立場を悪用して、2011年から2016年にかけて株取引を繰り返し、合計約60万ドル(約8,100万円)の利益を不正に取得しました。
 
Appleはインサイダー取引を防止する規定や、業績発表前の一定期間の株取引を禁止する「ブラックアウト期間」を設定していたものの、リボフ氏は規定を無視して、不正に株取引を繰り返した模様です。なお、Appleはリボフ氏を2018年に解任しています。
 
Reutersは、最長で20年の有期刑や、500万ドル(約6億7,000万円)の罰金がリボフ氏に科せられる可能性があるものの、実際にはより軽微な刑罰が下される見込みだと報じています。
 
また、ニュージャージー州の連邦検事補のカンナ氏は「リボフ氏は世界最大規模のテック企業を、自身の利益のために裏切った」とコメントしています。
 
 
Source:Reuters
(seng)

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