商品の発注から納品にかかるまでの時間であるリードタイムを見ている限り、MacとApple Watchには供給上の制限があるものの、全体的に見て影響は控えめである、とJP Morganのアナリストが分析しています。
Appleの見立てよりも緩和された供給制限
JP Morganのサミック・チャタジー氏がAppleのリードタイムを調べたところ、世界的にMacのリードタイムは1カ月弱、iPadは12日、AirPodsは2日であることがわかったとのことです。商品の発想から納品までの時間であるリードタイムは常に正確な需要の評価であるとは言えませんが、需給バランスを明らかにすることは可能です。
Appleの最重要製品であるiPhoneのリードタイムは、世界的に平均4日で落ち着いています。
Appleの商品のリードタイムが短いということは、Appleの4月〜6月期の供給上の制限はAppleの警告と比べて幾分緩和されていたことを意味する、とチャタジー氏は見ています。Appleは以前投資家に対して、供給問題により40億ドル〜60億ドル(約5,414億円〜8,121億円)収益に影響が出る可能性があると通達していました。
世界各地のリードタイム状況は?
米国では、他の製品のリードタイムは緩和されたものの、Apple Watchが届くまでの時間が伸びているとのことです。西ヨーロッパでは、iPhoneとAirPodsのリードタイムは1週間以内となっていますが、他の製品のリードタイムは伸びがちだそうです。
日本では、Apple WatchとiPhoneのリードタイムが長くなっていますが、Macが届くまでの時間は短くなっています。
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania