今後x86アーキテクチャやArmアーキテクチャを置き換えていく可能性がある存在として注目を浴びるCPUアーキテクチャ、「RISC-V」をはじめてメインCPUに採用したノートPCが予約開始になりました。
「ROMA」と名付けられたこのノートPCはほとんどのLinuxディストリビューションをサポートし、システム・オン・チップ(SoC)やシステム・オン・モジュール(SoM)の無償アップグレードに対応している点が特徴です。
初のRISC-VノートPC「ROMA」
RISC-VはCPUアーキテクチャの一種で、ライセンスフリーで利用できるのが特徴です。
利用にライセンス料が必要なIntelのx86アーキテクチャやArmアーキテクチャに取って変わるものとして注目を集め、GoogleはPixel 6シリーズの一部にRISC-Vアーキテクチャを採用し、AppleもRISC-Vに精通した人材を集めています。
このRISC-VアーキテクチャをメインCPUに採用した世界初のノートPCである「ROMA」の予約が受け付け開始されました。
SoC/SoMの無償アップグレードに対応
現在発表されているROMAのスペックは以下のようになっています:
- 4コアのRISC-V CPU(詳細不明)
- セキュリティプロセッサ
- 最大16GBのLPDDR4/LPDDR4X RAM
- 最大256GBのストレージ
- ほとんどLinuxディストリビューションをサポート
面白いのが、SoCおよびSoMの無償アップグレードに対応しているという点です。
いつ頃どのような形で提供されるかは不明ですが、アップグレードによって長期間にわたって使い続けられるかもしれません。
また、ROMAにはPoS、NFT、MetaMaskスタイルのウォレットが統合されており、メタバースやWeb3の開発者に最適とされています。
ROMAの価格は未発表ですが、XCALIBYTEのサイトで予約が受け付けられています。
Source: RISC-V International, XCALIBYTE via Notebookcheck
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-468112/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania