ライセンスフリーで利用できることから、x86やArmに取って代わる存在として注目を集めているRISC-Vアーキテクチャを採用したCPUコアが、すでに市場に100億個出回っているとのことです。
このスピードはArmよりも速く、2025年には800億個に達すると予測されています。
12年で100億個を達成したRISC-V
RISC-V Internatioanlの最高経営責任者(CEO)であるカリスタ・レドモンド氏はEmbedded Worldにおいて、RISC-Vアーキテクチャを採用したCPUコアがすでに市場に100億個出回っていると発表しました。
現在スマートフォンのメインCPU市場をほぼ独占しているArmアーキテクチャが100億個の達成に17年かかったのに対し、RISC-Vは12年でこの個数を達成しています。
レドモンド氏は2025年までにRISC-Vアーキテクチャ採用のCPUコアが市場に800億個出回ると予測しています。
さまざまな分野に採用されるRISC-V
RISC-VはオープンソースのCPUアーキテクチャであり、ライセンス料が不要かつ政治的な要因で使えなくなることがないことから注目を集めています。
その対象分野は広く、スマートフォンなどの組み込み分野からPC、サーバーなどさまざまな用途で使われています。
大手企業も注目しており、AppleはRISC-Vに精通したエンジニアを募集し、GoogleはPixel 6シリーズのセキュリティチップにRISC-Vを採用しました。
Source: IT之家 via Wccftech
(ハウザー)
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