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Google、ChromeブラウザのCPU負荷を削減する機能をテスト中

Chromeブラウザのロゴ
 
Webブラウザのなかでトップシェアを誇るChromeブラウザに対し、GoogleがCPU負荷を削減する機能をテストしています。
 
Quick Intensive Throttling」と呼ばれるこの機能により、Chromeブラウザが消費するCPU時間が10%節約されるそうです。

積極的にJavaScriptの実行を停止するQuick Intensive Throttling

この「Quick Intensive Throttling」は、従来のIntensive Wake Up Throttlingをより積極的にしたものです。
 
Intensive Wake Up ThrottlingはChrome 87で導入された機能で、ユーザーから5分以上見えなくなったタブに対しJavaScriptを5分間に1回以上起動しないようにするものです。
 
この機能によりGoogleはChromeブラウザのCPU使用率を最大5分の1に削減し、ノートPCやスマートフォンのバッテリー駆動時間を最大1.25倍延ばすことができるとしました。
 
新しいQuick Intensive Throttlingはより積極的にJavaScriptの実行を停止するもので、ユーザーから10秒間見えなくなったタブのJavaScriptを停止します
 
Googleによると、従来の5分間という時間は非常に保守的であり、リスクを最小限に抑えるために選ばれたといいます。
 
Quick Intensive ThrottlingによりChromeブラウザが使用するCPU時間を10%削減できるとのことです。

CanaryおよびDevでテスト中

このQuick Intensive Throttlingは現在、Canary版とDev版のChromeブラウザでテストがおこなわれています。
 
これらのChromeブラウザのアドレスバーに「chrome://flags/#quick-intensive-throttling-after-loading 」を入力し、「Quick intensive throttling after loading」をEnabledにし、ブラウザを再起動することで有効になるとのことです。
 

 
Quick Intensive Throttlingが安定版のChromeブラウザに実装される時期は不明ですが、Chrome OSにはバージョン105で実装されるとのことで、Chromeブラウザでもバージョン105で利用できるようになるのかもしれません。

 
 
Source: About Chromebooks via BleepingComputer
(ハウザー)

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