QualcommのSnapdragon 8+ Gen 1がオンラインゲームの原神でiPhone13シリーズに搭載されたA15 Bionicを上回るゲーム性能を発揮しました。
前世代のSnapdragon 8 Gen 1に比べて電力効率も高く、先代の悪評を払拭することができそうです。
A15 Bionicを超える性能を発揮したSnapdragon 8+ Gen 1
TwitterユーザーのGolden Reviewer氏(@Golden_Reviewer)は、Snapdragon 8+ Gen 1を搭載したXiaomi 12S Ultraでオンラインゲームの原神を実行した結果を投稿しました。
Xiaomi 12S Ultra is the BEST performing smartphone in my Genshin Impact gaming test, thanks to the much much improved #Snapdragon8PlusGen1 SoC.
Happy to see Qualcomm finally back to the game!
Full video: https://t.co/25JlzMUDUR via @YouTube pic.twitter.com/vhBy8OS01F— Golden Reviewer (@Golden_Reviewer) July 14, 2022
それによるとXiaomi 12S Ultraの平均フレームレートは57.7fpsで、前世代に当たるSnapdragon 8 Gen 1を搭載したGalaxy S22 Ultraの42.1fpsに対して大幅な性能向上を果たしているようです。
AppleのA15 Bionicを搭載したiPhone13 Pro Maxは49.2fps、iPhone SE(第3世代)は54.0fpsと、Snapdragon 8+ Gen 1の性能はこれらを上回っています。
なお、iPhone13 Pro Maxよりも第3世代iPhone SEのほうがフレームレートが高いのはディスプレイの解像度の差によるものと考えられます(iPhone13 Pro Maxは1,284 x 2,778ピクセル、第3世代iPhone SEは750 x 1,334ピクセル)。
Xiaomi 12S Ultraの解像度は1,440 x 3,200ピクセル、Galaxy S22 Ultraの解像度は1,440 x 3,088ピクセルです。
電力効率も高い
発熱の問題があるといわれた先代に対してSnapdragon 8+ Gen1は電力効率も改善しており、平均フレームレートを平均消費電力で割った電力効率の値はGalaxy S22 Ultraの6.0に対して10.4と大幅に向上しています。
温度もGalaxy S22 Ultraの46.5度に対して42.3度と低いです。
また、筐体の大きさから放熱性が高く平均フレームレートが高いiPad mini(第6世代)の電力効率(9.5)をも上回っています。
Snapdragon 8+ Gen 1では発熱の問題が大きいといわれるSamsungからTSMCに製造を移しており、それが功を奏したのでしょう。
Qualcommは次世代のSnapdragon 8 Gen 2もTSMCで製造するといわれています。
Source: Golden Reviewer/Twitter via Notebookcheck
(【ペンネーム】)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-470263/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania