米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年7月14日、Appleが出願した、Apple Watchのディスプレイ下に水平共振器型面発光レーザー(HCSEL:Horizontal Cavity Surface-Emitting Laser)を搭載し、生体認証に活用する特許を公開しました。
画面下に面発光レーザーを搭載する特許
今回出願された特許に記されたHCSELは、端面発光レーザー(EEL:Edge Emitting Laser)と垂直共振器型面発光レーザー(VCSEL:Vertical Cavity Surface-Emitting Laser)などを組み合わせて、対象とするデバイスに搭載されます。
本特許が対象とするデバイスとして、下記図表10AにはiPhoneが、11AにはApple Watchが示されています。
顔認証や生体認証に活用することが目的
特許には、カメラや入力デバイス(#1016)をHCSELと組み合わせることができると記されています。
これにより、HCSELを活用して顔認証や指紋認証、タッチ操作の検知を行うことが想定されています。
Appleは、Apple Watchの画面下にカメラを埋め込む特許やサイドボタンにTouch IDを搭載する特許も出願済みです。
ただし、同様に特許出願済みのiPhone用画面下埋込み型Touch IDが未だ実現していないように、今回の特許もいつ実用化されるのかは不明です。
Source:Patently Apple via Patently Apple
Photo:Novabach
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-470271/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania