【大人の海遊びギア完全ガイド】
ガッツリ海に入って水遊びしたい人から浜辺で遊びたい人まで、ビーチでの過ごし方はさまざま。通販などで人気の遊具を「海」と「浜」に分けて紹介。マリンアクティビティのスペシャリストに、それぞれの楽しみ方を教えてもらった。
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家族や友人と訪れるビーチ。泳ぐだけでも楽しいが、グッズを持参すればなお楽しい。
マリンアクティビティ体験ができるショップ「遊びの達人鴨川」の代表、石井勇次さんは「水面で弾むワボバのボールやラングスのドッヂビーなど、大人も子供も一緒に遊べるものがおすすめです」と話す。
さらに、子どもが遊具で遊ぶ際の注意点も解説する。
「遊具の対象年齢を確認したうえで、水鉄砲や花火など危険が伴う遊びは、必ず大人が付き添い、見守りましょう」
また、真夏の浜にはこんな危険も潜んでいる。
「ビーチの砂は焼けるように熱く、ガラス片や尖った石などが落ちていることも。磯遊びをするときは、転んだり足を怪我したりしないようにマリンシューズの着用をおすすめします」
また石井さんによれば、海に入る際は基本的にライフジャケットを着用したほうが良いとのことだ。
「夏場はニュースなどで、『着ていたら助かったのに…』という事故をよく見ます。カヤック、ボディボード、スノーケリングなどの水遊び全般、体が浮くのをサポートするライフジャケット、場合によってはスノーケリングジャケットを着用していただきたいです」
泳ぎ慣れていない人は特に注意が必要だ。
「波の激しいところだと、流されて浮き輪やボートから体が離されてしまう可能性もあります。そんなときもライフジャケットが活躍しますし、そもそも波の激しい場所は避けて浅瀬で遊ぶ、遊泳禁止区域に近付かない、といった心がけも大事です」
また、海に入っていると体が涼しく感じるが…。
「遊びでも熱中症になる恐れはあるので、水分補給を忘れずに。無理しないで、休憩を挟みつつ遊びましょう」
房総の海でフライボードやホバーボード、サップボードなどのマリンアクティビティを体験できるレジャーショップ代表。2022年夏は新たに海の家「Moana」をオープン予定
1. 水面を跳ねるボールで新感覚のキャッチボールを!
水面に投げると弾む珍しいボールで、大人から子供までいろんな遊び方ができそう。小さいのでレジャーに持って行っても邪魔にならず、値段も手頃で◎(石井さん)
ワボバ
「ウォーターバウンドボール エクストリーム」(979円)
手の平サイズのボールで、水面をバウンドさせながらスピード感のあるキャッチボールが楽しめる。直径50mm、重さ160g、対象年齢6歳以上
2. 軽くてよく飛ぶやわらかフリスビー
やわらかいウレタン素材で、当たっても怪我をしにくい。広い場所でやるのがおすすめです(石井さん)
ラングスジャパン
「ドッヂビー 270 カモフラージュ」(3300円)
耐水性のあるウレタンを採用し、絶妙な厚みのバランスで飛行が安定。ドッヂボールやサッカーなど、さまざまなスポーツのツールとして代用可能! 直径270mm、重さ75g
3. バドミントン&リフティングを全身で楽しめる
年齢がいっている人は体力的にキツいかもしれませんが、ラリー対戦は盛り上がりそう。大人数で遊べるのも良いですね(石井さん)
ワボバ
「フライヤー」(869円)
このフライヤーがひとつあれば他の道具いらず。手、足、膝、頭など、全身を使ってバドミントンやリフティングが楽しめる。対象年齢は9歳以上。
4. 男心をくすぐるハイテク電動ウォーターガン
今までの水鉄砲とは全然違い、連射ができ射程距離も長いので、撃ち合いが楽しい。構造や価格的に子供より大人のほうが遊びやすそうです(石井さん)
Spyra
「SpyraTwo」(2万5300円)
11秒で自動給水が完了し、バッテリーや水の残量をディスプレイで確認できる。USB充電式、62×20×7.4cm、重さ3.0kg(満水時)、最大飛距離14メートル、対象年齢14歳以上
5. 和の風情あるクジラから豪快に花火を吹き上げる!
花火の使用が可能なエリアか確認し、子供が遊ぶ場合は必ず大人が付き添うようにしましょう(石井さん)
筒井時正玩具花火製造所
「吹き上げる 鯨花火」(495円)
シンプルな色使いにシュールなクジラの表情もたまらない打ち上げ花火。W120×H80×D180mm、薬量約12g、燃焼時間約29秒
6. オールと空気入れ付き4気室構造の頑丈なボート
ゴムボートは波の高い場所や急流では、オールでこいでも流される危険があります。なるべく波のない場所で使用しましょう(石井さん)
サンシャイン
「3人乗りゴムボート」(1万800円)
アルミ製のオールが2本付属。気室が4つに分かれているので、どれか1つを破損してもしばらく走航が可能。230×130×36cm、重さ7.5kg、耐荷重200kg、未成年のみの使用はNG
7.空気で膨らませるカジュアルなボディボード
空気をいれるタイプのボディボードなので、手軽に持って行けますね。持ち手につかまって波に乗れるので、子供でも楽しめそうです(石井さん)
ラングスジャパン
「ウェーブチューブ」(6050円)
波乗りはもちろん、フロート代わりにも使えるエアーボディボード。遊んだ後は空気を抜いて持ち運びも楽ラク。W105×H60×D15cm、耐荷重100kg、対象年齢5歳以上
8. 超巨大な海上アイランド!
大人が寝転んでくつろいでも良し、子どもはエンドレスに飛び跳ねて楽しめそう。激しく扱うと破れることがあるので要注意です(石井さん)
WOW
「水上トランポリン」(12万6500円)
耐久性の高いPVC素材を使用した巨大トランポリン。飛び跳ねるのに疲れたらサイドのフロートで休める。φ305cm、使用人数1〜2人、耐荷重108kg
9. ほど良い浮力でサポートしてくれる
浅瀬でも事故は起こり得るので、安全のためにもぜひ着用すべき。自分に合ったサイズを着用することが大事です(石井さん)
Reef Tourer
「スノーケリングベスト」(4950円)※救命胴衣ではありません
スノーケリングに最適な浮力で、遊泳中の無駄な体力の消耗を防ぐ。肩・胴・腰に調整ベルトが付いており、体にフィット。子ども用はSサイズ、大人用はM・Lサイズで展開する。
10. フィット感がいいシリコンマスク
浅瀬で水面から海中の魚を見ても良し、泳ぎ慣れた人は潜って綺麗な海の世界を見ても良し。大人も子供も楽しめる定番グッズです(石井さん)
PRODIVE
「MASK/SNORKEL SET」(4950円)
レンズに強化ガラスを採用したシリコン製マスクとスノーケルのセット。ホルダーが可動し、ホースが蛇腹なので顔に合わせやすく、さらに排水弁付き。レンズに曇り止めを塗ることを推奨。
※2022年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号114-115ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/清談社 松嶋千春、小林正汰>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/464435/
- Source:&GP
- Author:&GP