ハイラブル株式会社は、音環境分析サービス「Bamiel(バミエル)」のβ版を6月にリリースしました。
そして8月1日(月)~12月末の期間、コクヨ株式会社(以下、コクヨ)の品川オフィス「THE CAMPUS」にて、「Bamiel」を活用した実証実験を実施します。
計測しづらい会話の量と質
ハイブリットワークが普及するなか、“対面でのコミュニケーション”はオフィスの価値を高める要素となっています。しかし、その場にいる人数などと違い、会話量や質は計測しづらいという課題がありました。
コクヨでは、入退館データやAIカメラ、社員位置情報などを活用した検証を実施した結果、こうしたデータの取得・分析だけでは、会話の量や質(盛り上がりなど)を捉えきれないことがわかったといいます。
会話量を可視化、サイネージで話題提供も
そんな課題を解決すべく開発されたのが「Bamiel」。音環境分析技術を活用し、オフィスを活性化する施策の実施から効果検証までを一貫してサポートするサービスです。
取得した会話データは、エリア別・時間別に自動でグラフ化するため、施策の効果検証に活用しやすいでしょう。なお、会話内容(音声データ)はアップロードされません。
取得データからオフィスを見直す
今回は、この「Bamiel」を活用して、「THE CAMPUS」におけるコミュニケーション状況の可視化実験を実施します。
同時に、「Bamiel」の設置設計や測定・可視化・分析手法について、両社でアップデートを図っていく構えです。
“働く・暮らす”の実験場「THE CAMPUS」
Techable(テッカブル)では過去に、会議中の資料を共有できるディスプレイを展示したオープンラボや、文具とARを融合させた検証などをおこなったショップを紹介しました。
PR TIMES(1)(2)
「Bamiel」サービスサイト
Techable記事(1)(2)
「THE CAMPUS」公式サイト
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/182579
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口