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中国での6月のiPhone出荷台数、前年同月比で200%増に

iPhone
 
新型コロナウイルス感染症の影響による工場閉鎖で、中国本土における2022年4月、5月のiPhone出荷台数は大きく落ち込みました。
 
しかし6月はその反動で出荷台数が増え、前年同月比で200%以上の増加を記録したことが、中国情報通信研究員(CAICT)の最新報告書により明らかになりました。

中国での生産や物流が徐々に正常化

CAICTによると、中国本土での2022年6月の携帯電話(フューチャーフォン、スマートフォン)の出荷台数は2,801万7,000台で、前年同月比9.2%増となりました。
 
この増加の理由について台湾メディア経済日報は、中国東部におけるロックダウンが解除され、サプライチェーンや物流が徐々に正常化しつつあるためと記しています。

2021年12月以来の増加を記録

6月の出荷台数2,801万7,000台のうち2,747万8,000台はスマホで、前年同月比9.1%増となりました。2021年12月以来の増加となります。
 
2022年1月〜6月通期でのスマホ出荷台数は1億3,400万台で、前年同期比21.7%減となっています。

増加分に貢献したのはiPhone

また6月のスマホ出荷台数において興味深いのは、増加分に貢献したのが海外ブランドのスマホであったという点です。
 
CAICTによれば、中国ブランドのスマホの出荷台数は前年同月比で微減となったのに対し、海外ブランドのスマホの6月における出荷台数は350万台で、2021年6月の110万台と比べると3倍以上となりました。
 
これはここ数年の月平均出荷台数230万台を大きく上回る数字です。
 
経済日報はこの増加分をもたらした海外ブランドのスマホのほとんどがiPhoneだと述べています。

中国本土でのiPhone出荷が好調

アナリストらは2022年5月以降、中国本土でのiPhone出荷台数は回復していると指摘しています。5月のiPhone出荷台数は前年同月比9%減でしたが、6月は2倍以上の増加でした。
 
中国東部における工場閉鎖などによるサプライチェーンの問題はまだ完全に解決していないものの、2022年4月〜6月のiPhone出荷台数は前年同期比25%増で、スマホ業界全体の21%減と比べるとかなり好調だと、経済日報は記しています。

 
 
Source:経済日報
(lunatic)

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