韓国メディアThe Elecが、中国CSOTがMacBookシリーズおよびiPadシリーズ向け液晶ディスプレイの供給を開始する可能性が高いと報じました。
親会社の会長が近々Appleを訪問し、打ち合わせ
The Elecによれば、CSOTの親会社である中国TCLのリ・トンシャン会長が近々、Appleを訪問するとのことです。
リ・トンシャン会長の訪問目的は、MacBookシリーズおよびiPadシリーズ向け液晶ディスプレイの納入に向けた打ち合わせと、The Elecは伝えています。
CSOTはBOEと競合しており、スマートフォン向け小型有機EL(OLED)ディスプレイではBOEが、タブレットやラップトップ向け液晶ディスプレイではCSOTの出荷数が上回っています。
CSOTはiPhone用OLED供給も目指しており、2022年上半期(1月〜6月)に、iPhone向けOLED生産ライン検討チームも立ち上げた模様です。
サプライヤー各社の供給割合
CSOTのこうした動きは将来的に、BOEだけではなくLG Displayにも影響を及ぼすと、The Elecは予想しています。
Omediaの調査では、MacBookシリーズ用液晶ディスプレイのサプライヤー別シェアは、LG Displayが55%(1,480万台)、シャープが28%(750万台)、BOEが17%(450万台)と報告されています。
新型MacBook Air用13.6インチ液晶ディスプレイは、LG Displayが63%(420万台)、BOEが37%(250万台)を供給する見通しです。
iPad Proは2024年まで、MacBook Proは2025年まで液晶ディスプレイを搭載し、その後、OLEDディスプレイに移行すると噂されています。
Source:The Elec
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-471965/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania