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Microsoft、Edgeブラウザの新機能「ディスクキャッシュ圧縮」について解説

Edgeブラウザのロゴ
 
Microsoftは同社のブログにおいて、Edgeブラウザの新機能である「ディスクキャッシュ圧縮」に関する記事を投稿しました。
 
ブラウザのキャッシュがディスクの空き容量を圧迫しづらくなり、性能やユーザー体験の向上につながるとのことです。

ディスク容量を多く消費するブラウザのキャッシュ

最近はインターネットへの接続速度が向上し、一般家庭でも固定インターネット回線で最大10Gbps、5G通信でも最大4.1Gpbsでの通信が利用可能です。
 
しかしながら、PCの内蔵ディスクのアクセス速度はこれらよりもはるかに高速で、たとえばSamsungの980 PROは7,000MB/s、つまり56Gbps/sでのシーケンシャルアクセスが可能とされています。
 
また、Webブラウジングだけおこなう分にはディスクアクセスはインターネット通信よりも安定したアクセス速度を得ることが可能です。
 
このため、一般的なWebブラウザでは一度アクセスしたサイトのコンテンツをPCのディスクに保持し、同じデータを使ってブラウジングする際はこのキャッシュと呼ばれる保持されたコンテンツを利用します。
 
できるだけ多くのキャッシュを保持しておくことが望ましいですが、一方でキャッシュはディスク容量を消費するため、ブラウザは利用可能なディスクの空き容量に応じて保持するキャッシュの量を調整しなくてはなりません

ディスクキャッシュ圧縮で保持できるキャッシュの量を増やす

そこでEdgeブラウザはバージョン102から「ディスクキャッシュ圧縮」と呼ばれる機能を搭載しました。
 
Webのコンテンツは多くの場合圧縮しやすいため、コンテンツを圧縮してからディスクに保持することにより必要容量を大きく削減できます。
 
この機能は適格性チェックを通過したデバイスであれば自動的に使われるとのことですが、具体的な条件は明らかにされていません。
 
また、圧縮されたコンテンツをブラウジングに使う際は展開が必要ですが、それによる性能低下がどの程度発生するかについてもブログ記事では触れられていません。

 
 
Source: Microsoft, Samsung, NTT東日本, NTTドコモ via Neowin
(ハウザー)

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