動画SNSとして圧倒的な存在感を放っているTikTokが、音楽ストリーミングサービスにも進出する可能性が商標登録から判明しました。Apple Musicの競合相手となることが予想されます。
Apple Musicの強力なライバルに
Business Insiderによると、TikTokの親会社であるByteDanceが、米国でTikTok Musicという名称の商標を5月に申請していたことが分かりました。公式には明らかにされていないため、具体的な詳細は不明ですが、名称やトレードマークから音楽ストリーミングサービスを展開する可能性が非常に高いと考えられます。
TikTokは全世界で30億ダウンロード、10億人の月間アクティブユーザーを有しているとされています(10億人はiPhoneユーザーに匹敵する数です)。
すでにTikTokは、全米トップチャートであるBillboard 100のほか、SpotifyやApple Musicの上位ランキングにも数多くの楽曲を送り込んでいるだけに、サービス開始と同時に、Apple MusicやSpotifyなどのライバルになることが予想されるでしょう。
苦い思いもしてきたTikTok
とはいえ、TikTokの道のりは決して順風満帆なことばかりではありません。最近も目玉機能として計画していたショッピング機能が、英国での実験で大失敗したばかりです。
またドナルド・トランプ米政権時代には、中国に個人情報を流出させている“スパイアプリ”の筆頭格として目の敵にされ、中国本土での事業とその他の海外事業を切り離す憂き目にあったほか、一時はMicrosoftのほか、WalmartやOracleへの身売りが真剣に検討されていました。
なお米国以外でも、インドやパキスタンでは投稿されるコンテンツが不道徳であるとの理由でアプリ使用禁止令が下っています。
Source:9to5Mac,Business Insider,TikTok
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-472466/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania