Appleが、Mac用チップの開発拠点をイスラエルに新設し、エンジニアの募集をおこなっていることが分かりました。Appleはすでにイスラエル国内に2つの開発拠点を持ち、2,000人体制で開発を行なっています。
Apple採用担当、Mac用プロセッサ開発拠点設置を明かす
Appleの人材獲得を担当するエラド・ワーツァイマー氏がLinkedInへの投稿で、Appleがイスラエルのエルサレムに新たな開発拠点を設置し、主に将来のMac用プロセッサの開発を担当すると明かしています。
同氏は、特に設計エンジニア、ハードウェアエンジニアの話を聞きたい、として関心のある技術者に連絡するよう呼びかけています。
イスラエルにすでに2つの研究拠点を持つApple
Appleはすでに、イスラエル国内のヘルツリーヤとハイファの計2箇所に研究開発拠点を設置しており、約2000人の技術者を雇用しています。
イスラエル出身で、Appleのハードウェア技術担当上級副社長ジョニー・スルージ氏が、これらの研究開発拠点の責任者でもあります。
イスラエルメディアGlobeのインタビューに、イスラエルの拠点が多様なデバイスのデータストレージ技術や、Apple Watchの無線通信コンポーネントの開発、そしてM1 ProやM1 Maxといったチップを世界中のチームと一緒に担当した、と明かしています。
6月末には、Appleがパレスチナ自治区ラワビに設置した研究開発拠点で、60人のエンジニアを雇用していると報じられていました。
「2020年の新製品用プロセッサを開発中」と2017年に明かす
なお、スルージ氏は、2017年の時点で「2020年の新製品用のプロセッサ開発に取り組んでいる」と語っていました。
当時スルージ氏は「2020年の新製品」について何も語っていませんが、2020年に発表されたM1、あるいは当時は2020年に発表する計画だったM1 Pro、M1 Max搭載Macを指していたと推測されます。
Source:LinkedIn, Times of Israel, Globe via MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-472421/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania