Appleが米カリフォルニア州サンディエゴに進出するにあたって、巨大なキャンパスを4億4,500万ドル(約600億円)で購入していたことが分かりました。ランチョビスタ・コーポレートセンターと呼ばれるこのキャンパスは、もともとHewlett-Packardが所有していました。
東京ドーム2つ分の広大な敷地
サンディエゴの地元紙San Diego Union-Tribuneが報じたところによれば、7つの建物からなるランチョビスタ・コーポレートセンターを4億4,500万ドルで購入したことについて、Appleも公式に認めたとのことです。
このコーポレートセンターは1968年から2016年までHewlett-Packardが一貫して所有しており、以降は買い手を探している状況でした。
キャンパス敷地は809,000平方フィート(約75,160平方メートル)以上と、東京ドームの敷地2つ分に相当します。中にはカフェやフィットネスセンター、複数のスポーツコートなどが併設されているとのことで、単なる研究施設の域を超えた、かなり大型のキャンパスであることが分かります。
モデムの自社開発を本格化させるためか
先述のSan Diego Union-Tribuneが分析するように、Appleがこの規模のキャンパスを購入したのには、明確な理由があります。
Appleはこれまでにも、Qualcommへの依存から2024年までに脱するべく、サンディエゴでモデムの自社開発に熱を上げてきたことが知られています。今回のキャンパス購入は、そうした開発をさらに一段階進めるためだとされており、同時にソフトウェアやデータサイエンスといった同地での求人も行っています。
なおAppleは、米国以外でも開発拠点を構築することに前向きで、先日もイスラエルのエルサレムで開発センターを新設していることが明らかになったばかりです。
Source:San Diego Union-Tribune via iMore,Swift Real Estate
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-472476/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania