2022年のAndroid向けフラッグシップ システム・オン・チップ(SoC)争いでMediaTekと競っていたQualcommですが、2022年後半から新SoCによってライバルに差をつけたようです。
Snapdragon 8+ Gen 1がDimensity 9000+を抑え、AnTuTuベンチマークスコアランキングの上位を独占しています。
上位9機種がSD8+G1搭載
スマートフォン向けベンチマークアプリを開発しているAnTuTuは、2022年7月のAnTuTuベンチマークにおけるスコアランキングを発表しました。
それによると上位9機種はすべてQualcommのSnapdragon 8+ Gen 1を搭載しているスマートフォンが独占したとのことです。
10位にはかろうじてMediaTekのDimensity 9000+が入っていますがスコアの差は大きく、2022年後半のフラッグシップSoC争いはQualcommのほうが有利に進めているといえるかもしれません。
電力効率も改善されたSD8+G1
Snapdragon 8+ Gen 1はQualcommのSnapdragon 8 Gen 1の改善版であり、CPUやGPUの動作周波数が向上しています。
また、製造をSamsungからTSMCに変更したこともあり、Xiaomiによると全力効率が約30%改善しているとのことです。
Snapdragon 8 Gen 1は発熱が激しいといわれていましたが、後継チップを搭載したスマートフォンでは発熱が減りバッテリーの持ちもよくなるでしょう。
Dimensity 9000+もCPUの動作周波数を3.2GHzとSnapdragon 8+ Gen 1と同等にしていますが、総合スコアでは及びませんでした。
ただ、ベンチマークスコアはチップの種類だけでなく、スマートフォンの放熱性やソフトウェアの最適化によっても変わります。
新しく登場するスマートフォンではさらに最適化が進む可能性があるため、今後ランキングにも注目が必要です。
Source: Mydrivers via Gizchina
(ハウザー)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania