DigiTimesが、Appleは中国におけるMacBook ProおよびMacBook Airの製造拠点を分散させることを計画していると報じました。
ロックダウンなどのリスク回避の動き
DigiTimesによれば、中国においてMacBook ProおよびMacBook Airの製造拠点を分散させる目的は、2022年第2四半期(4月〜6月)に生じた新型コロナウイルス感染症蔓延に伴うロックダウンで、同製品の製造に大きな影響が出たことを今後回避するためです。
MacBookの組立作業の約60%を担当するQuanta Computerは、これまで上海工場で製造していましたが、その一部を重慶の工場に移管する見通しです。
同社は、14インチおよび16インチMacBook Proと、M1搭載MacBook Air(13.3インチMacBook Air)およびM2搭載MacBook Airを製造しています。
MacBookの組立作業の残りの約40%を担当するFoxconnは、成都の工場で13インチMacBook Proと、M1搭載MacBook Airを製造しています。
今後、中国Wingtechが新規参入見込み
Appleは2022年後半に、M1搭載MacBook Airの製造委託先を両社から中国Wingtechへと変更するとDigiTimesは伝えています。
Wingtechは、2022年にMacBook全体の5%、2023年には10%を担当する見通しです。
Appleは最終的に、サプライヤー各社の担当割合が、Quanta Computerが55%、Foxconnが35%、Wingtechが10%になるように計画しているとDigiTimesは述べています。
Source:DigiTimes
Photo:Apple
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