障害者手帳をスマートフォンのアプリとして利用できるようにした「ミライロID」に、QRコードのスキャン機能が実装されました。
このQRコードスキャン機能に、駐車場精算機を提供する企業が対応、2022年8月3日より、同社が運営する広島市市営駐車場で、同機能が利用可能となっています。
3,575の事業者でミライロIDが利用可能
ミライロIDは、アプリ版の障害者手帳です。ユーザーは障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などをミライロIDに登録し、公共機関や商業施設など、ミライロIDを本人確認書類として認めている事業者において、障害者手帳の代わりに提示、割引などが受けられます。
2019年7月にリリースされたミライロIDは、2022年7月時点で、航空(9件)、鉄道(161件)、バス(311件)、タクシー(60件)、フェリー(102件)、レジャー(1,085件)、スポーツ(12件)、自治体(159件)など、3,575の事業者で利用可能です。
無人駐車場では障害者割引が受けづらい
紙の障害者手帳を取り出さなくても、アプリ画面を提示するだけで障害者向けサービスを受けることができるミライロIDに、今回新たにQRコードスキャン機能が追加されました。
本機能により、駐車場の無人精算機でも、障害者割引が受けられるようになります。
これまでは係員がいない駐車場の場合、障害者割引が受けられない、精算機のインターホンからサポートセンターに連絡してもやり取りが難しい(例:カメラに障害者手帳をかざすなど)など、いくつもの課題がありました。
17カ所の広島市市営駐車場が対応
第1号として、アマノマネジメントサービスが提供する駐車場精算機と連携、8月3日より、同社が指定管理として運営する広島市市営駐車場にて、QRコードスキャンによる本サービスが利用可能となりました。
対象となるのは17カ所の広島市市営駐車場です。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
Source:ミライロ
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-473877/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania