楽天は8月10日に決算発表会を開催し、楽天モバイルの「0円プラン」廃止にともない解約者数が増加したと発表しました。解約者のうち約8割は、料金の発生しないユーザーでした。
2022年6月末時点の契約数は546万件
楽天が発表した2022年度第2四半期の決算説明を行いました。楽天モバイルについては、2022年6月末時点の契約数が546万件(うちMVNOが69万件)で、前年同期比で契約者数は約22万人の減少となりました。
データ利用料1GB未満なら0円で利用できる「0円プラン」として話題になった「Rakuten UN-LIMIT VI」の終了を5月に発表した後の解約者のうち8割が、0円ユーザーであったことも明かしています。
0円プラン終了で収益性向上へ
楽天が公開した解約者数の推移グラフでも、発表直後から「Rakuten UN-LIMIT VI」終了の6月末までの期間、解約数が増加しています。代表取締役会長兼社長の三木谷氏は、解約者数は最近では減少傾向にあると説明しています。
楽天は、1GB以上のユーザーの割合が増加したほか、メイン回線としての利用者の割合やヘビーユーザーの割合が上昇しているため、今後は契約者あたり単価(ARPU)の改善が見込まれる、と発表しています。
また、自社ネットワークの拡充に伴い設備投資が減少し、パートナー回線へのローミング費用が低減され、収益の改善が見込まれる、と三木谷氏は力をこめていました。
通信障害に強い仮想化ネットワークのメリットを強調
KDDIの大規模通信障害に関連して、完全仮想化された楽天モバイルのネットワークが障害に強く、障害発生時も早期回復が可能であることを強調しました。
Source:楽天
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania