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AppleのMRヘッドセット搭載と噂のマイクロOLED、OLEDとの違いは?

Apple MR headset AD 1230
 
Patently Appleが、Appleの複合現実(MR)ヘッドセットに搭載されると噂のマイクロ有機EL(マイクロOLED)ディスプレイと、有機EL(OLED)ディスプレイの違いを説明しています。

第1世代MRヘッドセットにソニー製マイクロOLEDが搭載と噂

Appleが2023年1月に発表すると噂の第1世代MRヘッドセットにはソニー製のマイクロOLEDディスプレイが搭載されると噂されています。
 
また、2025年の発表が予想されている第2世代MRヘッドセットには、LG DisplayがマイクロOLEDディスプレイを供給するとみられています。
 
Patently Appleは、マイクロOLEDとはすなわちOLEDoS(OLED on Silicon)のことだとし、OLEDとの違いを説明しています。

マイクロOLEDとOLEDを比較

Patently Appleによれば、マイクロOLEDとOLEDには下記のような違いがあるとのことです。
 

項目 マイクロOLED OLED
バックプレーン シリコンウェハーCMOS 多結晶低温ポリシリコン
(LTPS:Low Temperature Polycrystalline Silicon)
酸化物半導体薄膜トランジスタ
(Oxide TFT)
表示形式 拡大表示 直接表示(直視型)
画素密度 6.3マイクロメートル〜
4,031ppi/0.5インチ
44マイクロメートル〜
577ppi/5.1インチ
コントラスト 無限大 100,000:1
応答速度 0.01ミリ秒以下 1ミリ秒

 
Patently Appleの説明から、マイクロOLEDディスプレイはOLEDディスプレイよりも小型ながら画素密度が高く、コントラストと応答速度も大幅に優れているのが理解できます。
 
良好な画質を維持したままディスプレイを小型化することは軽量化に繋がり、MRヘッドセットにおいて装着時の快適さにも影響することが予想されます。

ソニーによる解説資料

ソニーはマイクロOLEDディスプレイを、「OLEDマイクロディスプレイ」と呼称し、詳しく解説しています。
 

 

 

 

 
 
Source:Patently Apple, ソニー (1), (2)
Photo:Appledsign/Facebook, MacRumos
(FT729)

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