株式会社ワントゥーテン(以下、ワントゥーテン)は、ボリュメトリックビデオ技術を活用し、宝塚歌劇団のフルCGミュージックビデオを制作しました。
空間全体の3Dデータ化する技術
ボリュメトリックビデオ技術とは、演者の一連の動きを全方位から撮影し、空間全体の3Dデータを生成することで、あらゆるアングルから見た3D映像として再現するというもの。
これにより、通常の撮影では再現できないカメラワークを実現し、自由視点での視聴を可能にします。
キヤノンのスタジオで撮影
このたびワントゥーテンは、株式会社ピクスらと協力し、西郡勲氏を監督に迎えてミュージックビデオを制作。キヤノン株式会社の「ボリュメトリックビデオスタジオ-川崎」にて、100台以上の4Kカメラで演者を撮影しました。
同ミュージックビデオには、宝塚歌劇団が6月に東京ガーデンシアターで上演した宙組公演「FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)」のメインテーマ曲「FLY WITH ME」を収録。
8月下旬より宝塚歌劇公式YouTubeチャンネルおよび公式Instagramにてダイジェスト映像を無料公開、宝塚歌劇の動画配信サービス「TAKARAZUKA ON DEMAND」でフルバージョンを有料配信するようです。
「ボリュメトリックビデオスタジオ-川崎」
普段は見られない視点からの鑑賞を提供するとともに、実際の能楽堂をスキャンした3DCGやダイナミックな背景CGアニメーションでまるで実際に能楽堂にいるかのような視聴体験を実現したといいます(詳しくはこちら)。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/183965
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口