愛知県で10月10日(月・祝)まで開催している国際芸術祭「あいち2022」にて、スイスと日本の協働プロジェクト「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constractions」が連携企画事業として展開されています。
同プロジェクトでは、2つのデジタルファブリケーション建築を制作。株式会社モンタージュが空間演出を担当し、新しい建築と歴史ある土地の感性を結びつける屋外インスタレーションを完成させました。
スイスと日本の協働プロジェクト
「Kizuki-au 築き合う Collaborative Constractions」は、建築におけるデジタルプロセス、人とロボットとの協働、技術的・文化的相互作用を追求するプロジェクトです。
2つのパビリオンを光・音・ミストで演出
東京大学とETHのパビリオンは、「あいち2022」の会場のひとつ“常滑やきもの散歩道”に出現。空間演出に用いたのは、パナソニック製の極微細ミストを放出する二流体ノズルとスピーカー16台、LED照明24台、投光器です。
なおスピーカーは、常滑焼の土管のなかに仕込まれ独特な反響音を響かせているようです。
風の変化や時間の経過で表情を変える
リアルタイムな風の変化と季節をまたぐ時間の経過によって、まったく違う景色を見せてくれるようです。
広範囲で展開中の「あいち2022」
「あいち2022」は、“STILL ALIVE”をテーマに、VR作品やパフォーミングアーツなどの芸術に触れられるイベント。愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)を主な会場として広範囲で展開しています。
芸術鑑賞のほか、ガイドツアーやスクール・プログラムなど学びの場も提供。参加アーティストが出演するオンラインコンテンツも配信しています。また、今回紹介したプロジェクトのような連携企画事業も多数展開中です。
(文・Higuchi)
- Original:https://techable.jp/archives/184475
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口