軽さとパワーのバランスで選ぶスティック型掃除機5選【人気ネット通販掘り出し物大全】

＆GP

2年前

【人気ネット通販掘り出し物大全】

近年はコードレススティック型掃除機の人気が高まっている。

家電ライフスタイルプロデューサーの神原サリーさんは「軽量で取り回しが良いので、ゴミや埃が目に付いた時にサッと取り出して、掃除ができるからだと思います。モーターなどの技術が進化し、小型でも吸引力が高いモデルが発売されているのも人気の一因ですね」と話す。

確かにいくら高出力のモーターを搭載し、強力な吸引力があっても、重くて小回りが効かない掃除機では重労働に感じる。

「その点スティック型は手軽です。ゴミ捨てもワンタッチだったり、アタッチメントを変えればいろんな場所をきれいにできたりするので、実は何日かに1回まとめて掃除をするよりも負担が減ります」

充電式バッテリーも性能が向上し、一度によほどの広範囲を掃除しなければ、連続駆動時間も十分なモデルばかりだ。

「選ぶコツは、軽さとパワーのバランスです。紹介するのは私が実際に使ってみて比較的軽量で、十分な吸引力だと感じたモデルです」

本体デザインや重量配分も取り回しの良さに関係してくるが、こちらは人によって好みが分かれるところ。ネットショッピングするならば、スペックを見較べて、十分に考えて選んでいこう。

家電ライフスタイルプロデューサー神原サリーさん
出版社や新聞社勤務を経てフリーライターに。その後、家電ライフスタイルプロデューサーとして独立し、家電分野を中心に執筆や商品企画を手掛ける

1. 独自の新開発ヘッドであらゆる床をキレイに

スタイリッシュなデザインの上アタッチメントも豊富で、パワフルに掃除ができるモデルです（神原さん）

シャーク
「エヴォパワーシステムアドバンス」（5万9950円）

パワーフィンとソフトローラーを組み合わせたブラシローラー、シャーク独自の新開発ヘッド“ハイブリッドパワークリーン”を搭載。床やカーペットに密着して、効率良くゴミや埃をキャッチ＆吸引。ハンディにすると1kg未満になる。

▲パワーフィンと呼ばれる機構がゴミをかき出してフローリングからカーペットまできれいに吸引

▲手を汚さずにワンタッチでゴミ捨て可能。ヘッドブラシやダストカップは水洗いできる

▲フレックス機能でパイプが曲がるので立ったままで家具下を掃除できる

▲ハンディとしても使える

何といっても強力な吸引力が魅力です。重量バランスも良いので、重さを気にせず使うことができます（神原さん）

ダイソン
「Dyson V8 Fluffy Extra」（3万5800円 ※直販サイト価格）

ダイソン・デジタルV8モーターを採用。これまでも定評のあったV6シリーズと比較して、よりパワフルな吸引力を実現している。運転音もV6シリーズより低減しているので、気兼ねなく使える。

日立のスティック型掃除機の中で最も軽いモデルです。吸引力もあって、しっかり掃除できます（神原さん）

日立
「ラクかるスティック PV-BL3J」（実勢価格：5万5000円前後）

日立が長年培ってきた高性能モーター作りの技術で、アルミを採用した小型軽量モーターを搭載。三次元形状のファンと後方の固定翼の組み合わせで、気流を効率的に制御して、強力パワーと軽量性を実現している。

▲緑色LEDの「ごみくっきりライト」でゴミを浮かび上がらせて掃除できる。先端がループ状になったブラシを採用しているので髪が絡みにくく手入れがしやすい

ゴミは紙パックに集められるので、捨てるだけ。収集から充電まで、よく考えて作られた機種ですね（神原さん）

パナソニック
「セパレート型コードレスステイック掃除機 MC-NS10K」（実勢価格：6万5000円前後）

重さは約1.5kgで、下に重心があるので、より軽いかけ心地で掃除ができる。目に見えない約20μmハウスダストまで検知し、ゴミが多ければ赤ランプの早点滅、きれいになると青くなって知らせてくれるクリーンセンサーで、徹底的にきれいにできる。

▲ドックに立てても部屋に溶け込むデザインですっきりと収納＆充電可能

▲クリーンドッグから取り出してスイッチオンで掃除スタート。終ったら戻すだけでごみが収集されて、充電が始まる

約1.2kgと軽量な上、ヘッドは床への密着感があって、狭い場所の埃まで吸い取ることができます（神原さん）

シャープ
「ラクティブエア EC-AR7」（実勢価格：4万2000円前後）

パイプを取り付けた状態でも重量バランスが良く、軸がブレないので取り回しがラク。強力吸引の軽量モーターと高密度で縮れたブラシの組み合わせで、細かいゴミまで吸い込むうえに、ブラシに髪が絡みにくくなっている。

▲取り外して充電ができるバッテリーパックは約100分でフル充電が可能

▲専用スタンド台のほかに「ちょいかけフック」を搭載。部屋のいろいろな場所に立て掛けられる

▲吸い込み口を簡単に交換可能。付属の「スグトルブラシ」や「ハンディノズル」でさまざまな場所を効率良く掃除できる

※2022年7月6日発売「GoodsPress」8-9月合併号46-47ページの記事をもとに構成しています

＜取材・文／松尾直俊＞