Appleは、プライバシー保護活動の一環として、サイドローディングの脅威を分析した文書の日本語版を公開しました。
サイドローディングの危険性について分析
今回、Appleが公開したのは「数百万のアプリのために信頼できるエコシステムを築く/サイドローディングの脅威分析」という文書の日本語版で、同社WebページからPDFで配布されています。
この文書は、App Storeを介さずにアプリをダウンロードするサイドローディングの危険性について分析し、Appleのプライバシー保護やセキュリティ重視の姿勢をアピールする内容になっています。
Appleがサイドローディングを認めない背景
文書の中で、Appleはサイドローディングを認めているAndroidの危険性について、次のように指摘しています。
過去4年間にわたり、Androidデバイス では、iPhoneと比較して15~47倍多い マルウェア感染が見つかっています。
実際、アメリカのAndroidユーザーの約半数がセキュリティの面からiPhoneへの切替を検討しているという調査結果も出ており、Appleの指摘を裏付ける結果となっています。
また、文書ではAppleがサイドローディングを認めない背景に、「スティーブ・ジョブズが提唱したiPhoneのプライバシー保護の理念がある」として、開発当初の言葉を引用しています。
「私たちは2つの正反対のことを、同時にしようとしています。先進的でオープンなプラットフォームをデベロッパに提供しながら、iPhoneユーザーをウイルスやマルウェア、プライバシー攻撃などから守ろうとしているのです。これは簡単なことではありません」
文書では「Appleへサイドローディングに対応するよう求めるユーザーもいる」とした上で、プライバシー保護とセキュリティ重視の観点から、今後もサイドローディングを認めない方針を表明しています。
Source:Apple(1),(2)
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-479099/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania