高い年間経済成長率を続けるベトナムで、高級スマートフォンの出荷台数が2022年第2四半期(4月〜6月)に前年同期比で大きく伸びました。
特にiPhoneシリーズの出荷台数が前年同期比で倍以上になっています。
iPhoneシリーズの出荷台数が前年同期比倍以上に
調査会社のCounterpointによると、ベトナムでは400ドル(約55,000円)より高額なスマートフォンの出荷台数が、2022年第2四半期に前年同期比で75%増加しました。
プレミアムセグメントと呼ばれる高価格帯のスマートフォンで圧倒的な存在感を持つAppleはこの流れに乗り、出荷台数を前年同期比115%増と倍以上に伸ばしたそうです。
この結果、Appleのシェアは15.4%に達し、シェアランキング3位に躍り出ています。
Appleはベトナム市場でiPhoneシリーズの旧モデルを値下げして世界最安値に挑戦するなど、ベトナムはAppleにとって東南アジアの主要市場の1つになりつつあるとのことです。
OPPO以外の中国メーカーは不調
一方、不調だったのが中国メーカーです。
OPPOは前年同期比で25%出荷台数を伸ばしたものの、Xiaomi、vivo、realmeといったメーカーは在庫の増加に悩まされ、出荷台数が軒並み減少しました。
シェアランキング首位のSamsungも在庫に苦しみ、ベトナム工場での減産を余儀なくされています。
ベトナムについてはAppleがiPadの製造を開始し、Apple WatchやMacの製造も開始する予定です。
Xiaomiもスマートフォンの製造を開始しており、ベトナムがこれらのデバイス製造の一大拠点となりそうです。
Source: Counterpoint
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-479141/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania