かなり前にESXiの構成をバックアップする記事を書いたのを覚えていますでしょうか?
定期的にバックアップを取るように心掛けているのですが、ESXiを6.0から6.5にアップグレードしたこともあり、Windowsでバックアップを取得する際に必要なVMware vSphere CLIも同じく6.5にバージョンアップしたところ、バックアップのコマンド「vicfg-cfgbackup.pl
」が実行できずに何故かファイルを開こうとしました。
実行できない原因は?
ズバリ!VMware vSphere CLIのバージョン6.0でインストール時に一緒に入っていた「ActivePerl」というソフトが、6.5からは無くなっているからとのこと。
つまり、
vicfg-cfgbackup.pl
という実行ファイルの拡張子からして、6.5ではPerlを実行するのに必要な環境が入っておらず、単に指定したファイルを開こうとしただけだと思われます。
2つの対処法
以下の参考サイトからわかるように、対処方法は2つです。
- バージョンを6.0に戻す
- ActivePerlを入れる
vSphere CLIでvicfg-cfgbackup.plが実行できない - Qiita
事象
ESXiホストのバックアップを実行したく、WindowsPCにvSphere CLI 6.5をインストール
スタートメニューから「VMware」→「VMware vSphere CLI」→「Command Prompt」を...
ちなみに、著者は前者です。
VMware vSphere CLIが6.0でも、ESXi 6.5のバックアップは問題なくできるので、戻して使うことにしました。
ActivePerlを入れたい方はこちらが参考になるかもしれません。
バックアップコマンドおさらい
使い方をもう一度おさらいして終わりたいと思います。
ついでにリストア方法も書きました。
バックアップ
vicfg-cfgbackup.pl --server 192.168.XXX.XXX --username root --password [パスワード] -s D:ESXiesxi.bak
リストア
vicfg-cfgbackup.pl --server 192.168.XXX.XXX --username root --password [パスワード] -l D:ESXiesxi.bak
バックアップ先をCドライブに指定すると権限の関係で失敗する可能性があるそうです。
コマンドプロンプトを管理者権限で開けば問題ないと思いますが、上記の例では念のためにDドライブを指定しています。
説明は以上です。
お疲れ様でした。
- Original:https://minory.org/vicfg-cfgbackup-pl-error.html
- Source:Minory
- Author:管理者