以前の記事で、Cloud9でLaravelを利用するのに必要なPHP7とLaravel 5.5の自動インストール用シェルスクリプトを作成しましたので、今回はその部分を省き、それ以降に行うApacheやMySQLの設定手順をご紹介します。
まずは、Cloud9でworkspaceを作ってください。
以下のリンクから「install.sh」を取得し、workspace直下に配置します。 GitHub – minoryorg/laravel-cloud9あとは、下記のコマンドを上から順に叩くだけ。chmod 777 install.sh sed -i 's/r//' install.sh ./install.sh
そのまま直接実行するとパーミッションや何やらで怒られるので、上の2行が必要です。
(あっ…コマンド1発じゃなくて3発だねw)
1. ドキュメントルートの設定
デフォルトのドキュメントルートはワークスペース直下になっていますが、Laravelでは設定を変えない限りpublicフォルダ以下にする必要があるので、Apacheの設定(.conf)ファイルを書き換えてpublicフォルダ以下に設定します。
Cloud9の設定ファイルの保存先はここです。
/etc/apache2/sites-enabled/001-cloud9.conf
ですので、Terminalウィンドウで下記のコマンドを実行。
sudo vim /etc/apache2/sites-enabled/001-cloud9.conf
その中に/home/ubuntu/workspace
と書いてある所が2か所ありますので、キーボードの「i」を押して末尾に/public
を付け足してください。
変更前
・・・
DocumentRoot /home/ubuntu/workspace
・・・
<Directory /home/ubuntu/workspace>
・・・
変更後
・・・
DocumentRoot /home/ubuntu/workspace/public
・・・
<Directory /home/ubuntu/workspace/public>
・・・
作業が完了したら「Esc」を押し「:wq」と入力後「Enter」を押してください。
※既にApacheが起動している場合は再起動が必要です
2. MySQLの設定
同じくTerminalウィンドウを利用して、MySQLの設定をしていきましょう。
今回は.envファイルの設定を変えずに動作させたいので、デフォルトの.env通りにMySQLを設定します。
- データベース名:homestead
- ユーザー名:homestead
- パスワード:secret
MySQL設定コマンド(コピペ用)
mysql-ctl start
mysql -u root
create user homestead;
create database homestead;
grant all on homestead.* to homestead@localhost identified by 'secret';
exit
解説
コピペ用に最適化しましたので、ここで解説します。
Cloud9の初期状態では、MySQLが起動していない状態ですので、mysql-ctl start
で起動させ、mysql -u root
を使用してrootでアクセスします。
rootにパスワードはありません。
create user homestead
で新規ユーザー、create database homestead
で新規データベースを作成します。
名前を変えたければ「homestead
」の箇所を変更して、.envファイルも同じように書き換えてください。
最後に、
grant all on homestead.* to homestead@localhost identified by 'secret';
で作成したデータベースに同じく作成したユーザーに権限を与えると同時にパスワードを設定しています。以上です!Enjoy!
- Original:https://minory.org/cloud9-laravel-apache-mysql.html
- Source:Minory
- Author:管理者