台湾メディアDigiTimesが、Androidスマホの販売不調により、これらのデバイス向けのシステム・オン・チップ(SoC)を供給するQualcommとMediaTekは、スマホメーカーからの値下げ圧力にさらされていると報じました。
SnapdragonやDimensityに値下げ圧力
DigiTimesによれば、Samsungを含むAndroidスマホメーカーは、これまでよりも更に低い出荷目標台数への修正を余儀なくされる可能性が高いとのことです。
こうしたメーカーはサプライヤーへの値下げ圧力を強めており、中核部品であるSoCを供給するQualcommとMediaTekも例外ではないようです。
Appleと各社で異なる販売見込み
Samsungは、通年でのスマホ出荷目標台数を約3億台から2億6,000万台に修正したことが報告されていましたが、今後、更に低い目標への再修正がなされる可能性があるようです。
また、同社だけではなく中国メーカーの販売不調も報告されています。
対して、Appleの販売は堅調で、モデルライフ末期のiPhone13シリーズが好調な他、新モデルとなるiPhone14シリーズの出荷台数も昨年並を維持するとみられています。
MediaTekはApple Watch用モデムなど出荷先分散の噂
MediaTekは、顧客を増やすためにApple Watch Series 9向け5Gモデムを出荷するとの報道もあり、Androidスマホ向け製品への依存度を下げるべく計画しているのかもしれません。
一方、QualcommはGalaxy S23シリーズ用SoCを独占供給するとみられています。そうしたことを背景に、Samsungは同社にボリュームディスカウント交渉を行っている可能性があります。
Source:DigiTimes
Photo:Ishaan Bakshi
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania