Appleは現地時間2022年8月23日より、ユーザーが自分でAppleデバイスを修理することができる「セルフサービス・リペア・プログラム」を、M1 MacBook Air(2020)、13インチM1 MacBook Pro(2020)、14インチMacBook Pro(2021)、16インチMacBook Pro(2021)へと拡大しました。
しかし自分で行えるのはあくまで「修理」であり、たとえばRAMを増やす、SSDを容量の大きいものに交換するといった「アップグレード」はできないことが、米メディア9to5Macの調べで明らかになりました。
シリアル番号の入力が必須
セルフサービスリペアストアでは、修理が必要なMacのシリアル番号を入力しないと、部品とツールの注文プロセスが進められない仕組みになっています。
同メディアがAppleサポートチームに問い合わせたところ、オリジナルと構成を変えると修理がうまくいかないなどの問題が発生する可能性があるため、シリアル番号を確認したうえで、まったく同じ部品を提供できるシステムになっているとの答えが得られたそうです。
またオリジナルの構成と異なる部品を注文できたとしても、その注文はApple側の認証プロセスを通過できないため、キャンセルされるとのことです。
実際に試してみた
筆者は今回セルフサービス・リペア・プログラムの対象となったM1 MacBook Air(米国で購入)を所有しているため、セルフサービスリペアストアを試してみました。
同ストアで部品を注文するには、まず修理が必要な製品を選択、次にその製品のシリアル番号を入力し、どの部品が必要かを選びます。
Repair typeでLogic Boardを選択すると、表示されるのは現在搭載されているものとまったく同じボードのみで、CPUやGPUをアップグレードするという選択肢はありませんでした。
Source:9to5Mac,Self Service Repair(Apple)
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-479434/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania