2022年第2四半期(4月〜6月)は世界的にスマートフォンの販売が不調でしたが、中国の高級スマートフォン市場は比較的好調でした。
この市場に強みを持つAppleがシェアを伸ばしたほか、vivoがはじめてシェア2位の座に躍り出ています。
1,000ドル以上の価格帯が大きく伸びる
調査会社のCounterpointによると、2022年第2四半期の中国スマートフォン市場において、1,000ドル(約136,000円)以上のスマートフォンの出荷台数が前年同期比で110%増加しました。
一方、800ドル(約109,000円)から999ドル(約136,000円)の端末は16%減、600ドル(約82,000円)から799ドル(約109,000円)は10%増、400ドル(約55,000円)から599ドル(約82,000円)は37%減となっており、超高級スマートフォンが飛び抜けてよく売れています。
とはいえ、中国のスマートフォン市場全体がピーク時の半分以下の出荷台数を記録したのに対し、400ドル以上の端末は比較的好調だったといえるでしょう。
この流れに乗ったAppleは1,000ドル以上の価格帯において、前年同期比で出荷台数を147%伸ばしシェア首位の座を堅持しています。
vivoがはじめてシェア2位に
ほかのメーカーのなかでは、vivoがはじめて高級スマートフォン市場でシェア第2位の座を獲得しました。
vivoは600ドルから799ドルのスマートフォンの出荷台数が前年同期比504%増になったといいます。
Samsungも1,000ドル以上の価格帯で前年同期比133%増と好調でした。
今後の中国高級スマートフォン市場についてCounterpointは、折りたたみスマートフォンの発売や、Leicaなどのカメラ大手との提携により、競争がさらに激化すると考えています。
Source: Counterpoint
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-480111/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania