新型コロナウイルス感染症(COVID−19)の蔓延を受けて停止されていた、Apple Store向けのリテール(小売店)会議が2019年以来、久々に開催される見通しです。
iPhone14シリーズ販売を前に“激励”
全社リテール会議は例年、繁忙期を前にして年に1回〜2回行われるのが通例でしたが、2020年春に予定していた開催を新型コロナによる店舗閉鎖で取りやめて以来、開催が見送られていました。
このリテール会議は小売戦略の提示のみならず、新商品発表を前にして従業員に向けて“激励(pep talk)”を行うのが常で、今年もiPhone14シリーズのリリースに関する告知が何かしら行われると考えられます。
労働組合問題は言及される?
とはいえ、今年のリテール会議はこれまでとは些か違ったものになりそうです。
世界各地のApple Storeで盛り上がっている組合結成運動を受け、Apple側もストアの従業員との間に緊張を感じ取っていることは間違いないでしょう。つい最近も、Appleによる労働組合潰しの実態が従業員によって暴露され、結成を阻止するために脅しを含む様々な手立てを講じていたと報じられたばかりです。5月には組合結成の阻止が違法だとして、全米労働組合による訴訟まで起きています。
ただし、Apple側も労働環境の改善を行ってきたばかりか、今後もさらに福利厚生を充実させることを約束しており、従業員と真っ向から対立しているわけではありません。いずれにしても今回のリテール会議は、Apple幹部が従業員を前にして、iPhone14シリーズについての展望だけでなく、組合結成についても言及するのかが最大の焦点となります。
Source:MacRumors
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-480239/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania